緑碧

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4/12/2025, 12:37:42 PM

庭に木製の棚の上に盆栽がいくつも並べられた風景。
その風景は小さい頃から見ていて、ずっと変わらずにあるものだと思っていた。
祖父がいなくなってから、父は盆栽や木製の棚は撤去して、今は昔と全然違う風景になっている。
近所のどこかで飼われている猫が棚の上にくつろぐ姿も、祖父が棚の上に腰かけて庭の野いちごを食べる姿ももう見ることができないのだ。

4/11/2025, 10:47:53 AM

僕が寒がりだって知っている君が、赤くなった僕の手を見て、「寒い?」と心配そうに言って、僕の手に触れようとした。
僕はその手が触れる前にさっと手を引っ込めた。
触られるのが嫌だったわけではない。
室内で君と遊んでいて、手は冷たくなくて、熱くて手が赤くなっていたのを知られるのが、何だか恥ずかしかったのだ。
君は僕のことをただの幼馴染みだと思っていて、僕の反応を少し変に思ったかもしれない。

4/10/2025, 10:39:02 AM

夢へ向かっていこうなんて、キラキラしたことを今は言いたくない。
夢って何?
やりたいことって何?
自分に出来ることって何?
今はそんなことばかり考えてしまうから、言いたくない。

4/9/2025, 10:45:00 AM

いつも受け身なので、自分から連絡をすることが滅多にない。
「元気にしてた?」と色んな人から何度も訊かれた。
たまには自分から「元気?」と連絡したらいいと思うのだけれど、迷惑かなとか考えてしまって、やっぱり自分から連絡できていない。

4/8/2025, 11:55:03 AM

中学校の授業の一環で、近くの保育園と交流する機会があった。
保育園の中で一緒に遊んだのは年長の子達で、落ち着いているほうだったと思う。
だけど、一人の男の子だけ殴ったり、蹴ったりしてきて乱暴者で、苦手だと思った。
中学校に帰る時間になって、玄関まで行ったが、靴を履いてる時もその男の子は殴ってきた。
帰る時に玄関で皆が手を振る中、その男の子だけ仁王立ちで偉そうに「また来いよ!」と言っていた。
その後、学校が忙しいからと、保育園に行くことはなかった。
その男の子のことをふと思い出す度に、男の子はその後、ずっと私達が来るのを待っていて、大人は嘘つきだと、人間不信になったりしていなかっただろうかと考えてしまう。
1回くらいでも、保育園に遊びに行っていたら、よかったかもしれないと今は思っている。

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