人がたくさん集まる場所が苦手で、いつも逃げていた。
このままではだめだと思って、集まる人数が10人くらいの会に参加してみた。
心臓がバクバクしてうるさかったけど、思ったよりも楽しめたから、少しだけ成長できた気がする。

集中しすぎると、相手が驚かそうとしてなくても驚いてしまうことがよくある。
ホラー映画じゃなくて他の人がそこまでびっくりする場面じゃなかったのに、集中しすぎて飛び上がってしまったのを、今でもたまに家族にからかわれて恥ずかしい。

ハッピーエンドで終わってほしいと願う。
やっぱり終わってほしくないとも思ってしまう。
完結しないままになってしまった物語はずっと終わらない物語だなぁと思った。

何で少しでも嘘をついてくれなかったの？
本当のことを言うのが正しくて優しさだと思ってたの？
嘘もついてくれないのなら、ききたくなかった。

小さい頃、客間で遊んでいてそのまま眠ってしまったことがある。
祖父が起こそうと名前を呼ぶ声でぼんやりと意識が戻っていたけど、自分で布団まで行くのが嫌で目を開けなかった。
父が来て運んでくれている時も目を閉じていた。
寝たフリが下手だから、成功したのはこの1回だけのような気がする。