なーんで男と女は分かり合えないのかしら
この世界が始まってからの問い。
世界が終わるまでにはわかり合いたいとは思う。
ガチのマジで沖縄行きたい 沖縄は無人島じゃないとかはどうでもいい。
どこでもドアあったら1兆回沖縄行って7✖️7倍ぐらい生まれ変わっても沖縄の海に入りたい。
(沖縄の人ゴメンネ!)
「ねえねえ!僕のどこが好き?」
さっきからしつこく私にかまってくる駄犬、もとい、いとこの雫は、うざ、、、可愛いことこの上ない。
今日はがっこーで白雪姫の演劇大会。というか、衣装は馬鹿犬、雫がまだ着てる。王子様みたいなやつ。
「さっきから何?その質問。というか、アンタ男の癖に、女の子みたいな「私可愛いでしょ🩷」みたいなうざったいぶりっこやめて」
「、、、あれあれ〜!!?さては、義女(ぎめ)ちゃん、僕に嫉妬カナ〜〜〜〜!?!?可愛いやつめー!!!」
「待って。マジでウザい、、、顔がいいから逆にウザいまである、、、なんこれ、、、」
私の名前は「胡桃沢義女」である。名前はまだある。
なんでこんな名前かと言うと、親父が「胡桃沢」という、女らしさ満点の苗字を父が前々からうざがっていて、生まれる子供には男らしい名前をつけることを決心していたかららしい。
自分は「胡桃沢明穂」という、女性らしい名前でいながら。(これは私のおじいちゃんが昔から女の子らしい男の子が好きとか言う理由で)
まったく、おとこってホントーに、、、
「でも、マジな話、義女ちゃんって可愛いよね。だって、読モやらない?とか話としてあるし、街中で女の子にも絡まれるじゃん可愛いから。」
「まあ、それはそれ」
読モは興味ないから断るし、女の子は、、、流石に対象外というか、、、
「あーあ!どーして義女ちゃん、ウチのお兄ちゃんと付き合ってるのかなー!あんな顔だけドs男!」
実は私はこいつの兄貴、鉄石隼人と付き合っている。
雫の顔に、さらに塩顔のイケメンさを加えた感じ。
めちゃめちゃs。 でも私が嫌がるsはしない。
マジでベリーベリースーパーダーリンな彼氏なのだが、、、
「、、、君のことを独り占めできるのは、お兄ちゃんだけって、ズルいよ」
鉄石雫は、涙目になりながら、口惜しそうに言う。
「、、、僕だって、義女ちゃんの一番になりたいのに、、、」
「そうだ、お兄ちゃんを監禁して、義女ちゃんを僕が独占すればいいんだ!そうすれば、義女ちゃんを厳しく、お兄ちゃん以上に甘くオシオキできるし、、、」
ちょっと?黙って放置してたらこの駄犬、とんでもないこと言わない?
むしろ私的には、イケメンドs兄弟キャッキャうふふ私のために争わないででもハーレムプレイも好きプレイも個人的にはアリ!!
「、、、いっそ、僕しか手に入れられない世界に招き寄せて、、、」
アカン。私ヤンデレすぎるとそれはそれで引くタイプだから、もう止めさせて、、、
ん?
「待って。それだと、雫がどっか?の世界に私を入れて、私のこと忘れたら、もう私手に入んないんじゃない?」
「いや、僕は君を忘れないし、必ず君を捕まえるよ」
やだ、かっこいい、、、かも?
そして、
いきなり、鉄石雫は、跪いて立膝。
俯いたまま、顔を上げない。
震えた声で、だけどしっかり、雫らしく。
跪いたまま、雫が顔を上げる。
きっとした顔で。「僕、君のために、ご飯抜きで頑張るよ!」みたいなチワワ?みたいな目をして。
「必ず、僕は君をお兄ちゃんから奪ってみせる!きみのごしゅ、ごしゅ、ご、、、」
大切なとこ噛むなー!!!せっかく危うくぐらっと好きになりそうだったんに!
私は、ぽんぽんと、ダメダメチワワ王子に、頭を撫でる。
まったく、これじゃどっちがご主人様か、、、
「ご主人様に、なる!!!!」
「はーいよーできたねーえらいえらい」
こんなにダメな奴だけど、一応1コ上なんだよね、年。この犬。
「、、、いつか、惚れさせて、僕にメロメロになっていただくんだからなー!!!」
と言って、雫は、衣装の前、夕闇の空の下の道路を駆けて行く。
「、、、なっていただくって、本格的に馬鹿犬だなぁ」
私は、ため息をついて、雫の跡を追う。
こんな彼氏候補も、悪くは、ないかも?
「なんか予感がするんやけど、俺お前と結婚すると思う」
中学生の時、クラスで2番目に変人の山下に言われた。
1番目に変わってた倉敷は覚醒剤のやりすぎで道頓堀に飛び込んで浮かんでこなかった。
「いや、忘れてええよ。この会話。別に。なんか、そんな気ーしたから」
山下はそう言うと、隠し持っていたスマホで違法ダウンロードの漫画を読んでいた。会話に飽きたみたい。
私はむかついて、舌打ちしながら山下から遠ざかった。
内心めっちゃ山下が昔から好きだったのだ。会話はムカつくが、幼馴染だし。
卒業式の日。山下は覚醒剤のやりすぎで死んだ。
倉敷から覚醒剤を回してもらっていたみたい。
残された学生バックには、ぼろぼろになった覚醒剤の注射器と、震えた字のラブレター。
原稿用紙100枚。全部「好き」しか書いてない。
私は悲しくなって、屋上からラブレターを紙飛行機にして飛ばした。ラブレターには、「私も」と書いて。
せめて、あの世にいるバカに、ラブレターが届くといいなと、半ば虚しく寂しく、なりながら。
ともだちのうちのいえの匂いは、なんだか棺桶の匂いと似ている