9/3/2023, 11:36:34 PM
お母さんは声がおおきい
ひとに不満があるときも
こころの声を漏らさずにはいられない
今のなくない??
マジありえないんだけど。
みたいなことを
平気で周りの人に聞こえる声で言う
そんなお母さんの
人としての幼稚さや品の無さが嫌い
─
わたしは、この人から生まれてきたんだね
9/3/2023, 3:57:21 AM
悲しかったことが思い出せない
好きだった人が思い出せない
わたしの中にあった思い出は
きっとひとつも残っていない
残したいと思わなくなったんだろう
執着する価値を感じなくなったんだろう
すきなものも
きらいなものも
すべて
好きでも嫌いでもなくなった
もし願いが叶うのなら
遠いところに連れていってほしい
ただひたすらに波の音がするところ
心地よい風が吹くところ
夕焼けを前に涙してもよいところ
わたしを、
たったひとりにさせてくれるところ
9/2/2023, 3:15:18 AM
ぼやけながらの景色が反射する
よく掃除された、わたしの廊下
気づくと綺麗にしたくなる
わたしの中の
だいすきなわたし
ねぇ、
お部屋は綺麗なほうがいいよ
それなのに
それをいいねと
褒められたことは一度もない
素敵だねって
だれか褒めてくれてもいいのに
体に力が入らないから横になる
考えごとをすると悲しくなるから
目を閉じる
胸がざわめくから
なにも考えないようにする
わたしにはなにもないのに
なにもかもが苦しい
8/21/2023, 10:43:57 PM
わたしは
この自分のからだにくっついている
大きくて立派な羽が好きじゃなかった。
こんなにもわがままそうで
こんなにもえらそうな
大きいだけの羽がわたしは嫌いだった。
こんなものは、無いほうがよかった。
─