カーテン、外と内の仕切りとなりし布。
時には光を和らげ、時に闇を感じさせない。
明るい景色を通さず、夜空を封印する。
くるまったり引っ張ったりした幼少期、毎日広げては閉じての繰り返しをした青年期、洗濯をするようになった成人期、動かせなくなった老齢期。
カーテンは、第四の壁を具体的にした幕をも指す。
そう、カーテンとは遮断や遮絶の象徴である。
僕は君の心のカーテンを開けられずに、見送った。
自身がこんな種族に生まれたばかりに、ああ、種族との縁をカーテンが仕切ってくれたらいいのに。
ーとある長命種の手記より引用
目の前に泣いている人のイラストがある。
その下には、何でこの人は泣いていると思う?と書いていって選択肢もある。
・悲しいから ・嬉しいから ・眠いから
理由も書けと書いてある。
めんどい、不思議なのはこれが出されたのが国語でも道徳でもなく社会な点である。
とりあえず白紙でだそう、点数にはならないから。
そういう時を発表してください。
「明日の給食が好きなメニュー!」
「後少しでラスボスを倒せる!」
「好きな人に告白された時の帰り道!」
「単発ガチャで推しのピックアップが出た!」
「テストでいい点数取った。」
「志望校の判定がAだった。」
「誕生日に好物を出してもらえた。」
「国公立大に合格できた。」
「…これから行きたい場所にいける。」
こころが踊る時、それは喜びを示す時。
期末テストが終わったー!!
でも、翌日返却なんだよなぁ…!
チョー緊張する、紛らわす為に今日は家帰ってめいいっぱいゲームをするぞ!
今日の為に必死に耐えてきたんだ、アプデが来てたりしたから楽しみだな。
帰路について、道端の石を蹴る。途中でいくつもの障害物があったけど、家まで持ち帰ることができた。
って言っても別になんでもないけど。
「ただいまー!」
返事がしない、いつもなら親か兄妹の声がするはずなのに。偶然いないだけと踏んで、部屋に戻る。
でも、心配だからリビングに行ってみる。
そこには、いた。すぐにでんわした、大人がたくさん来て、あかいピカピカが窓の外に。
しばらくして、はんにんはつかまった。かぞくの命にべつじょーはない、まだいなくなってないのを安心した。
気持ちが落ち着かない、せっかく期末テストが終わったのに、なんで。
束の間の休息って、本当に短いってことを実感させられた僕の記憶ですね。
物語は中盤の終わりをさしている。
今日の為に、必死に練習してきたんだ。
メインではないけど、大事な役目なんだ。
初めは自ら選んだ道に後悔することはあった。
でも、家族にこう言われた。
「アンタが物語の最後と余韻を彩るんだ、やるなら本気で!しっかり締めるんだよ!」
よくある言葉も、言う人によって気持ちが変わる。
さあ、終盤に差し掛かってきた。
急いで準備をする。
道具を構えて、気持ちを整えて。
もうすぐ終わり、力を込めて叩く。
[バァーン!!]
叩いた後しばらく静寂が会場を包んだ。そして、割れるような拍手が全てを揺らした。