10/11/2023, 12:51:06 PM
朝、外の小鳥たちが翼を広げる。
私は片手にマグカップを持ち、紅茶を口に頬張る。
カーテンを通って射し込む光が心地よい。
あの人のような暖かさを感じながら、
それとなく空をみる。
見えないけれどそこに広がる星を
ぼんやりと眺めて。
【No.11 #カーテン】
10/7/2023, 3:52:44 PM
力を込めてつくる笑顔は、
時に自分を救ってくれる。
勢いよく襲ってくる感情を誤魔化すだけ。
たったそれだけで、大切な人に笑顔でいてもらえるなら。
その笑顔で自分が救われるのなら。
【No.10 #力を込めて】
10/7/2023, 3:32:08 AM
あの人との未来が見たかった。
過ぎた日々は、いつしか想い出となった。
想い出は少しずつ記憶から削れていく。
暗くて明るい軌跡だけを遺して。
【No.9 #過ぎた日を想う】
10/5/2023, 3:05:26 PM
いつか来たはずこの場所は、変わらず星が綺麗。
鞄から星座の早見表を手に取る。
かつて隣にいたはずのあの人が、私が小さい頃に教えてくれたこと。
北斗七星から、うしかい座へ。
そこから更に線を延ばす。
「恒星“スピカ”
おとめ座の1等星だよ。」
不器用で少しキザな、あの人の言葉を辿りながら。
【No.8 #星座】
10/4/2023, 2:01:06 PM
涙が出る。
疲れてしまった。
いつもはすぐに流せることでも、頭からこびりついて離れない日。
そんな日は夜更かしをして、何も考えずに。
手を取って、夢の中で踊り明かしたい。
誰でもいいから、私と踊ってくれませんか?
【No.7 #踊りませんか?】