『眠れないほど』
なんでだろう?
全然眠れない…
不思議だ…
学校の行事の前日の夜は全然眠れない。
楽しみでドキドキしてる。
早く眠りたいのに…
氷雅
『さよならは言わないで』
俺の好きな人が引っ越してしまう。
彼女は出発直前に「さよなら。今までありがとう」と言った。
けれど俺は否定した。
「さよならじゃない。またね」
'さよなら'だともう会えない感じがするから。
またね"だときっとまた会える。
だからさよならは言わないで。
俺が「またね」と言うと彼女は「うん!またね!」
涙を流しながら笑顔で言った。
そして彼女は出発した。
きっとまたどこかで会える。
氷雅
『光と闇の狭間で』
後ろに見えるかすかな闇。
俺は昔、いじめられていた。
辛かった。
学校に行くのが嫌だった。
でも俺はずっと我慢した。
将来は明るい未来が来ると信じて。
そしたらきっと見えてくるはず。
前に見える光が。
僕は今、希望という光と絶望という闇の狭間にいる。
氷雅
『距離』
高校生の頃。
初めて彼氏ができた。
すごく嬉しかった。
向こうから告白をしてもらった。
私も彼のことが好きだったのですぐさまOKをした。
それから一緒に映画館に行ったり、買い物したりなど色々なところに2人で行った。
高校卒業が近づいてくると彼が話したいことがあると言いだした。
すると彼は「俺、大学は東京に行こうと思っているんだ」
すぐには理解できなかった。
私たちが今いる場所は岐阜県だ。
東京とは距離がある。
しかし私は彼の夢を応援したいので行くことを止めなかった。
そして高校卒業後。
彼は東京に旅立った。
……………………
それから数年後。
私たちは大人になり、東京で会うことにした。
久しぶりに見る彼は変わらずかっこよかった。
そして一緒に映画を観た。
終わった後はご飯を食べた。
すると彼が言いだした。
「俺と結婚してください」
すごく嬉しかった。
もちろん私はOKした。
高校卒業後以来、会っていなかった私たち。
距離があっても私たちの気持ちは変わらず、お互いがお互いを好きだった。
たとえ距離があっても、お互いを思い合う気持ちがあれば大丈夫なのだな。
氷雅
『泣かないで』
ある日大切な人が別れを告げた。
その人の友達も周りのみんなも俺も驚いた。
それは急な出来事だったから。
けれど他人の俺たちが止める権利はない。
だってその人自身の人生なのだから。
俺たちは出来ることをやるしかない。
残りの短い時間を一緒に楽しく過ごすこと。
笑顔でその人を送り出すこと。
もし泣いてしまっても最後の挨拶だけは。
泣かないで。笑顔で感謝と応援を。
氷雅