お布団あったかい

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11/25/2025, 4:39:29 PM

「落ち葉の道」

ひとつ落ちる

 ひらひら

  ゆらゆら

ふたつ落ちる

 おどおど

  びくびく

みっつ落ちる

 うきうき

  いそいそ

君と歩くこの道で

君に届かなかった言の葉が

舞い、落ちていく

君は綺麗な景色だと褒めながら

私の大切を踏み、歩いていく

君の姿に目の奥が熱く、心臓が冷たくなるけれど

そうだね

と、笑って言う

偶然この道で君に会い

一緒に歩いてみようと背伸びをしてみたけれど

どこまでも私は君の隣にいれなかった

ごめんなさい

ありがとう

さようなら

最後の葉が君の前を舞い、落ちていった

11/22/2025, 8:17:34 PM

「紅の記憶」

眼前は

鮮血のような色に染まった

赤く

紅く

赫く

その景色は低く呻り

語りかけてくる

お前の努力は無駄だった

お前の真心は無力だった

また、お前は無惨にも

可哀想に

悲しそうに

何もなせず墜落するのだと

私では決して望んだ場所に辿りつけないと

呪ってくるのだ

失敗する度に

失くす度に

繰り返し語りかけてくる

その暗い声は

どこか

私の声に似ていた

11/20/2025, 9:46:40 AM

「吹き抜ける風」

熱風が私の横を駆け抜けた

突如、

私の体から

血が流れる音がして

肺が伸縮し

呼吸が始まる

心の臓が駆動する

目に映る景色は着色され

私は初めて世界を知った

ブリキと大差なかったはずの私は

あなたの風に吹かれて

心を手に入れたのだ

11/18/2025, 5:24:25 PM

「記憶のランタン」

私の暖かい場所

私の明るい場所

私の幸せな記憶には

あなたばかり

暖かさも

明るさも

知らなければ

求めなかったのに

知ってしまった私は

欲しくて、欲しくて、欲しくて

手を精一杯伸ばすのだけれど

届かなくて

気づかれなくて

こんなにも何もできない私が嫌いで

冷たくて、暗くて

惨めな気持ちが

次々と胸に刺さり続けて

痛みだけしか手に入れられないのに


私はこのランタンの灯りを消せないのです

11/16/2025, 2:40:37 PM

「君を照らす月」

綺麗だね

と、君は言う

綺麗だね

と、私も言う

君は月を思って

私は月に照らさられる君を思って

綺麗だと

二人で言って微笑みあった

あれからしばらくして

私は月を苦手になったけれど

君は今、

月を見て笑っているかな?

笑っていて欲しいな

月に照らされる君が大好きだったから

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