ひんやり冷えた　朝の空気と
ふんわりぬくい　毛布の中で

ピピピピ…ピピピピ…

『時間よ止まれ』

ろーく、しーち、はーち、きゅーう、じゅう！！

まるくて　大きな　植木の影
暗くて　じめじめ　茂みの中

すべり台と　ベンチの下に
ジャングルジムと　木のうえ！

「次は　あっちに　いこうかな」
「くすくす　くすくす」

『君の声がする』　　

何でもないような言葉は　とってもとっても軽いのに

だいじな言葉は　とってもとっても重たいね　

ゆっくりゆっくり　ちょっとずつ

だいじが伝わるといいな

『そっと伝えたい』

地面を　ザクザク　掘り返す
未来を　ザクザク　掘り返す

ボトルを　キュポンと　開けてみる
手紙を　カサカサ　開けてみる

記憶のフタを　開けてみた

『未来の記憶』　　　　　

『ココロ』

笑った時は　嬉しくて
泣いてる時は　悲しくて
顔とココロは　双子みたい

私はずっと　そうでありたい