8/18/2025, 2:12:51 PM
ミーンミーン セミが鳴く
ながーい夏を セミが呼ぶ
ザブーンザブーン 青い波
シャクシャクキーンと かき氷
ドーンドーン 花火がちって
カラコロカラコロ 遠のく足音
リーンリーン 鈴が鳴く
夜が ひんやり長くなる
ぽとっ
セミが おちた
『足音』
8/8/2025, 9:59:32 AM
大好きよと 抱きしめた腕が
よく頑張ったと 頭に乗る手が
自慢の子だと 笑う顔が
幼い私がもらった あの誇らしさが
私がわたしのままで 生きる理由であるので
あなたが貴方のまま まっすぐ生きられるように
愛しいあなたへ 最初の贈り物を
生まれてきてくれてありがとう 大好きよ
『心の羅針盤』
7/18/2025, 6:40:09 AM
走れ 走れ
ぐる ぐる ぐる
逃げろ 逃げろ
ぐる ぐる ぐる
大きな 木の下 陰の中
跳んで 走って 躓いて
揺れる 木の枝 降る葉っぱ
笑って 遊んで また明日
小さな 木の下 陰の中
あなたと わらう 夏の思い出
『揺れる木陰』
6/23/2025, 3:54:56 AM
私には 一緒に育った兄弟がいる
血の繋がりはない 四足でワンと鳴く最高の兄弟だ
チビの頃から兄弟は 体力があって足も速かった
チビ相応だった私は いつも家に置き去りだった
散歩に行けない自分が 悔しくて寂しくて
泣いてはいつも 兄弟に舐め回され笑わされたものだ
最近では私の背も伸び 足の速さも負けはしない
これでやっと 一緒にどこにでも行ける
だからほら 寝てばっかりじゃなくてさ
一緒に どこにでも行こうよ兄弟
『どこにも行かないで』
6/9/2025, 9:16:58 AM
『君と歩いた道』
一緒に歩いた道を 僕がちっとも覚えないので
何て薄情な人だと 僕はよく怒られた
こっ恥ずかしいやら 情けないやらで
一度だって 言い返したことはないが
それは 君が隣にいるせいだ
一等好いた 君が隣にいるせいだ
僕には道なんぞ 見る余裕は全くないというのに
何て薄情な人だ