6/23/2025, 3:54:56 AM
私には 一緒に育った兄弟がいる
血の繋がりはない 四足でワンと鳴く最高の兄弟だ
チビの頃から兄弟は 体力があって足も速かった
チビ相応だった私は いつも家に置き去りだった
散歩に行けない自分が 悔しくて寂しくて
泣いてはいつも 兄弟に舐め回され笑わされたものだ
最近では私の背も伸び 足の速さも負けはしない
これでやっと 一緒にどこにでも行ける
だからほら 寝てばっかりじゃなくてさ
一緒に どこにでも行こうよ兄弟
『どこにも行かないで』
6/9/2025, 9:16:58 AM
『君と歩いた道』
一緒に歩いた道を 僕がちっとも覚えないので
何て薄情な人だと 僕はよく怒られた
こっ恥ずかしいやら 情けないやらで
一度だって 言い返したことはないが
それは 君が隣にいるせいだ
一等好いた 君が隣にいるせいだ
僕には道なんぞ 見る余裕は全くないというのに
何て薄情な人だ
5/25/2025, 12:06:05 PM
ドドドド ドドドド
小さな傘で 雨が飛び跳ねる
私の頭の すぐそばで
大きくて ちょっと怖い音
ととととっ ととととっ
大きな傘で 雨が飛び跳ねる
私の頭の ずーっと上で
いつもより ちょっと狭いけど
私の好きな 雨の音
二人で聞いてる 雨の音
『やさしい雨音』
5/12/2025, 1:35:53 PM
君の笑顔を もう何十年も見てきたけれど
どうにもこうにも ちっとも見足りやしない
未練のないように 生きてきたけれど
最後の最後まで 君との時間はちっとも足りやしなかったよ
私の悔いは いつだって
『ただ君だけ』
5/12/2025, 8:07:39 AM
本を読むのが 好きだ
本は船のように 私を運んでくれる
世界中の いや どんな世界へも
私は 本で旅をする
そして いつか自らの足で旅に出るのだ
そんな いつかの未来を運んでくれる
私は 本が好きなのだ
『未来への船』