猫の下僕

Open App
7/25/2024, 6:02:23 PM

ゲージに入っている鳥が
檻に入れられた罪人に見えた。
なんの罪も犯していないのに可哀想だと思い、
檻のトビラを開けその鳥を野に放ってあげた。
自由を手に入れた鳥は羽を広げ
青い空に飛び込んでいく。
そんな小さな鳥は2日後には呆気なく鷹に食い散らかされていた。

僕は自由を与えたはずなのに

7/2/2024, 10:25:11 PM

いつもは鬱陶しいと嫌う埃も、
窓から射す光に照らされてスパンコールのように舞う姿を見ると、ああ埃にもいいところはあるんだなと思う。
暑くて暑くて仕方がない日照りでも、
縁側から射す光の前で香箱を組んでいる猫を見ていると、こんな日でもいい事はあるんだなと少し夏を好きになれた。

6/18/2024, 6:10:57 PM

空に落ちてく夢を見た。
途中で鳥に会って少し会話をした。
どうして貴方は飛べるのですか?そう聞くと
鳥は君も飛んでるじゃないかと言った。
私は空に落ちてるんです。と空を指さし言うと
奇遇だね、僕も空に向かって落ちてるんだと鳥は言った。

私は小さい頃からずっと憧れていた
空に飛んでく夢を見た。

6/15/2024, 11:00:56 AM

彼が勧めてくれた本の1文、
何ともない日常の片鱗をまるで真珠を事現すかのような比喩表現が、私の世界をひっくり返した。

一目惚れでした。

6/14/2024, 3:20:50 PM

一見雨が降りそうで降らなそうな、
街行く人を困らせるような天気でも、
時々雲の間から差す光の雨が
綺麗だったりする。

Next