終わらせないで
フィナーレが始まる
幸運にも手にしたプラチナチケット
ああもっとこの世界にいたいと心でつぶやく
ついさっき幕が上がり始まったはずが
体感はほんのわずか
あっという間に舞台上の世界に引き込まれた
眼の前のカンパニーの情熱と
それに心動かされ反応をかえす観客
すべてが揃って作り出される世界
私はというと、笑われるかもしれないが
実は客席という舞台の一部として参加している気分で観ている
楽しさ満足感がクライマックスに達していくのと同時に、終わってしまうという淋しさが拮抗する
生の舞台はこれだからクセになる
忙しく暮らす日々のなか
非日常を感じる時間旅行
現実にもどるまで
もう少しだけこの世界を終わらせないで
愛情
自分が愛情深いとは思えない
どちらかといえば浅い気がしている
よくいえばさっぱり
その逆で諦めが早くドライ
どこか他人事なのかもしれない
シャンパンタワーのように
自分のための愛情のグラスみたいなのがあって
それが一杯なって溢出れたものだけが
他の誰かに向けられる愛情なのだとしたら
私自身の愛情のグラスがまだまだ一杯になるには程遠いか、どこからか漏れ出しているみたいだ
だから他人に対して愛情をちゃんと向けられていないのかもしれない
人生まだまだ修行は続くな
微熱
夫が微熱だと体温計を見せる
それ私の平熱です
あなたの体温が低すぎなのですよ
食事はバランス考えて作ってるつもり
薬よりできればタバコ控えて頂けるとよろしいかと…
太陽の下で
太陽の下で
思い切り笑っているように
時にははにかむように可憐に
吹く風にも折れることなくしなやかになびく
そんな花々のように
自然に素直に日々を生きてみたい
セーター
最近セーターってあまり着てないな
私の場合、歳を重ねるごとにおしゃれは二の次で
何より暖かさと軽さを求めてしまってる
機能性インナーやフリースなどの重ね着に
おまけにコートはダウン
気づけば価格もお手頃な化繊ばかり
ああ、どうりで静電気バチバチのはずだわ
やばいやばい
すこしは気を使わなくちゃ
軽くて素敵な色のカシミヤのセーター
今年は奮発して買ってみようかな