9/22/2022, 11:32:54 AM
お題《声が聞こえる》
懐かしい声がする。
でも――あれは誰の声だっただろう。
遠くでさわさわ揺れる光の海。
近づきたくても近づけないから、遠目で見守る。
――なんで、わたしはあなたをひとりきりにしてしまったの。
風花が舞い散る中わたしはただ、そんなことを思った。
もう戻らない、戻れない幸せにひとり涙を流しながら。
9/22/2022, 6:48:16 AM
お題《秋恋》
季節の星草を辿って
懐古の香りが花咲くティールーム
9/21/2022, 5:21:34 AM
お題《大事にしたい》
誰かの煌めき
誰かの夢
露となって消えしまわぬように
その手の中で
いつまでも輝いていられるように
9/18/2022, 11:36:53 AM
お題《夜景》
このひとつひとつの灯りに
人の命の煌めきが宿る
夜空の下では淡い光の海がゆれる
9/17/2022, 4:22:41 PM
お題《花畑》
青い花畑の海に溺れる。
月灯りの夜の花畑。花冠を彼女が丁寧に編んで、青年の頭に飾る。
「似合いますお兄さん」
「嬉しくありませんよ」
名を奪われた自分を拾い、助けてくれた彼女。純粋に慕ってくれるのは何より嬉しいが――もっと、深い繋がりがほしい。束縛というなの強い繋がりでも構わないから。
彼女(あなた)の楽園にたどり着いた運命を、感謝せずにはいられない。