【子猫】
ひよわなこねこ。
ちからなくないている。
かすれたこえで、だれかにとどくように。
「みゃーぁ」ってさ。
ねぇ、おかさん?どこにいるの。
ねぇ、おとうさん?どこにいるの。
ひとりぼっちのこねこ。
たべものをもとめてごみをあさる。
「みゃぁ」
ねぇ、おなかがすいたよ。
だれかぼくにやさしくしてよ。
「ねぇ、きみ。ひとりなの?
わたしといっしょだね。」
ぼくをなでるやさしいあたたかいて。
「ごめんね。いっしょにいてあげられなくて。」
ねぇ、あやまらないでもいいんだよ。
そのやさしいてだけでぼくはもうまんぞくだよ。
ねぇ、ぼくにやさしくしてくれてありがとう。
ちからをふりしぼって。
きっとさいごになるとわかりながらなく。
「ミャーァ(ありがとう)」
とおのいてくあしおとをききながら
そっとめをとじた。
どうかあのこがしあわせでありますように。
【行かないで】
6年間、君を推し続けて。
自分自身も欺いて、
君を好きなことを隠していたの。
ねぇ、認めるよ。私君に恋してる。
それでも私は君に恋したまま
新しい恋をすることを決めたから。
最近ね?マッチングアプリを始めたの。
一昨日ぐらいからメッセージのやりとりをしていて
少しずつ前に進んでいるよ。
それでも、君のことはずっとずっと好きでいたいよ。
この先彼氏ができたとしても、
私が1番に愛してるは君だから。
君のことを愛してる私。
おねがい、どうかどこにも行かないで。
ずっとずっと君を好きで居させて。
この好きがなくりませんように。
どこにも行かせないよ。
私の恋は私が守るんだもん。
だけどね。私は幸せになりたいから。
2024.10.25 君の誕生日に祈りを込めて。
【忘れたくても忘れられない】
君のどこまでも残酷だった嘘や
嘘だらけだったあの日々は
今でもトラウマとなって私の胸に染み付いてるんだよ.
ねぇ、その嘘はどうしてもつかなきゃいけなかった?
君を守るために,君が愛される為に必要だった?
その為だったら私がどれだけ傷ついてもよかった?
もう、過去だから.
今更君本人には何にも言わないからさ.
ここでぐらい吐かせてくれよ.
【放課後】
転校前の小学校での放課後はいつものように
大好きなお友達と遊んでいた。
ときにハブられもしながら笑
それでもとっても楽しい日々だった。
転校した小学校の後半、最終下校を知らせる
ラピュタの「君をのせて」が流れるまで
教室でトランプをして遊んでいた。
私が私でいれた小学生だった。
家族とも仲が良かった小学生だった。
社会人になって、
仕事が終わっても仕事をするような日々。
私は私じゃいれなくなったし、
暴言が飛び交うような家だ。
【涙の理由】
幸せな家族や恋人の動画やアニメ、
ドラマに映画をみて
そんな歌を聴いて
ふと泣いてしまうことがある。
わたしが手に入れられない幸せだから。
ねぇ、この間ね。
22歳になったんだ。
誕生日を恋人と過ごしたことないなんて
笑っちゃうね。
「生まれてきてくれてありがとう」
っ私が生きていていい理由を、
ここにいることを。
誰か認めてくれよ。
ねぇ。わたし幸せになりたいの。
でもね、傷つくことは嫌なの。
マッチングアプリ?
ヤリモクしかいないのでは?
って怖くなっちゃうの。
騙されたくないの。ちゃんと、ちゃんとね。
愛されたいのよ。
誰でもいいわけじゃないの。
私の好きになった人に好きになってほしいのよ。
ねぇ、今日も隠した本音に気づいて。