待ってて。
そう告げられてどれだけの年月が経っただろうか。
待てど暮らせど、約束は守られない。
いや、もしかしたらもう約束は果たしたつもりなのかもしれない。
そこに在るのだから。
この人は、多分そんな言葉を言った覚えもないんだろう。
待ってて、って幾つの事柄で何度言われたのだろうか。
もう当たり前の言葉なのかもしれない。
それを待ち続ける私は、愚かなのだろうか。
最近、時間の感覚がバカになってる気がするよ。
伝えたい。
…たい、ってなんだよ。
伝えるか、伝えないかの二択しかないだろ。
伝えたい、はどちらかというと、伝えない寄りな気がする。
言わなきゃいけない、でも言えない。
そんなニュアンス。
だったらいいや。
言わないよ。
伝えないよ。
でも強いて言うなら、
言いたいよ。
伝えたいよ。
覚悟を決めて、
言うよ。
伝えるよ。
この場所で、いつか。
いつか、この場所で、何かを成し遂げたい。
何を成し遂げたいかは、まだ決めかねている。
ただこの場所で、何かを成し遂げたい。
楽しいだろうか、つらいだろうか。
そんな見えない何かを、存在するこの場所で。
確固たるものがなくたって、確かに存在するこの場所で。
誰もがみんな、自分を持っている。
誰もがみんな、人を知っている。
誰もがみんな、自分を知らない。
誰もがみんな、人を見ていない。
誰もがみんな、なんてあり得ない。
誰もがみんな、なんて当然である。
個はあり、個はない。
団はあり、団はない。
誰もがみんな、という基準は、
一体誰が作ったものだろうか。
常識とは非常識であり、デリカシーがなく、思いやりに溢れている。
誰もがみんな。
私は誰でもあり、みんなでもある。
あなたはみんなでもあり、誰でもあるのだ。
花束というのは、あれか。
華麗、優美、可憐で、儚く、色とりどりか或いは単色豪華な、あれか。
とあるところでは人から人へ送られ、或いは供えられ、はたまたは投げ飛ばされる、あれか。
種類によって意味が変わったり、本数によって意味が変わったり、色によって意味が変わる、あれか。
人を笑顔にしたり、泣かせたりする、あれか。
花は、咲き誇る。
蕾は、未来がある。
茎は、芯がある。
葉は、支える。
それが束になった、あれか。
あれは、いいものだ。
いつ、どこで、どんな時でも、どんな場所でも。
送るのはたくさんの気持ち送り、
送られるのはその心を受け取る。
あれは、いいものだ。