空から降ってくるものって
すべて天からの恵みだと思ってて
雪も、雨も、尊いなと思う
降ってこなくとも
天の原に煌めく彼方の惑星の光も尊い
星座を定義した最初の人はすごいなと思う
オリオン座しかわかんないけど
たまに現れる彗星も綺麗で
曲線を描いたキラキラの塵は
どんな成分なんだろうなと考えてみるけれど
たぶんロマンチックな名前じゃないんだろうね
もし手に入るんだったら
スティブナイトとかパイライトもしくは
オパールみたいなのがいいな
◇星のかけら◇
数日前に降ったであろう
こんもり積もった雪に
晴れの日差しが降り注ぎ
きらきらと世界を照らすなか
放置されている田んぼ一面に
敷きつめられたきらきらの雪の絨毯を
集団登校の列を外れて
ザックザック歩くのが好きだった
積もってすぐだと足が埋もれちゃうんだけど
1日経って
少し溶けたものがまた冷え固まった雪面は
とっても歩きやすい
昼にはまた溶けちゃうから
下校時には歩くと沈んじゃう
朝の登校時間がベストタイミング
懐かしいなぁ
もうあんな日常的に
雪が積もる時代ではないもんね
◇ふゆ晴れ◇
この体から抜け出して
天に召されるとき
お気に入りのピアスも
頑張って貯めた貯金も
見つかったら恥ずかしい日記も
なにも持っていけないけれど
あなたと過ごして得たもの
楽しかったことだけじゃなく
あなたに喜んでもらいたくて準備したことが
ひとつも響かずダメ出しされて 悔しくて
でもそれは、
“喜んでもらいたい自分” になれなくて悔しかったんだって気づかせてくれたこと
わたしの言った何気ない言葉で
あなたが死んでしまったんじゃないかって
とっても後悔していること
わたし自身が こんなにも大切な人に尽くして
報われることがなくとも、
それでもいいと思えたこと
あなたと過ごした日々のなかで
経験したことすべて
魂になっても持っていられる
だから
この魂ひとつで天に召されても
多分わたしは 寂しくない
◇しあわせとは◇
ちょっと保留
◇大空◇
世間は師走、
わたしは今年の出来事を思い返す。
今年は愛猫含め、親族でも鬼籍に入った人がいるので喪失感が大きい。
親族がいなくなったことで、誰も住まなくなった母屋も取り壊すことになった。
偶然にも解体の日に立ち会ったのだけれど、本当に本当に悲しかった。
跡形もなく更地になった地面を見て、
茫然とするとはこのことかと、土と埋もれた瓦の瓦礫の中に思い出を探したけれど駐車場だったコンクリートと玄関口だった置石の跡くらいしか見つけられなかった。
ひとりだったら泣いていたと思う。
新しいこともスタートしたけれどわたしは
失ったものの方が多かった。
でも、寂しいとか悲しいという感情を感じることができるのは、楽しいや愛しいを知ったからなんだと思うと
失うという経験からも学ぶことってあるんだなと思った。
そんな一年だった。
来週にはクリスマスで、再来週は年末を迎え新年なんだなぁ。
早いなぁ。
出来事についていけない。
わたしもそろそろ、誰かの思い出の一部として過去になってしまうのかな。
師走は、終わりのことばかり考えてしまう。
◇きょうの心模様◇