入道雲
なんか夏だな〜って毎年思う風物詩で
ちょっと見るとレアな感じがして
少しだけ嬉しくなる
土曜部活の後にコンビニでパン、買って
入道雲を背に友達と帰ったなとか思い出して
懐かしい気持ちにもなる
今の私なら入道雲が出たら
雨が降るから早く帰んなくちゃ!っとか思って
急いで帰るけど
あのことの私はそんなこと全く気にせず
ただ友達と話してた
夏
暑いし
汗でベタベタするし
前髪がグチャッてするし
夏休みなんて学生の身からしたら
結構地獄
終わらない課題と
ほぼ毎日1日中ある部活で
旅行なんて行けないし
怠惰に過ごせる時間なんてミリしかない
でも
「あつ〜、エアコンつけよ!本気で丸焼きになる」
って教室で話したのも
汗拭きシートの交換会も
ヘアアレンジをして貰うのも
一緒に図書館行って勉強するのも
部員と笑い合うのも
全部夏だったからだと思う
ここではないどこか
に行きたい
そんなふうに思うことがある
けどもしここではないどこかにあの時
本当に行けてしまったら…
今、私はいい仲間と高め合える環境にいれなかったし
好きな人もできてなかったんじゃないかと思うと
ここではないどこかに
行かなくて良かった〜って思っちゃう
君と最後に会った日
あの日は確か卒業式の4日前だったね
いつものように君と喧嘩した私は
卒業式には仲良くなれているって
思ってしまったけど
結局、その日から私達は一度も会えていないし
話せていない
君に「ごめん」も「今までありがとう」も言えてない
何年も前の出来事なのに
私は今も後悔してる
もう君は私のことを友達だと思っていないのかな…
私はいつまでも君のことを親友だと思ってるのに
子供の頃は
とっても楽しかったな、
周りの目を気にせず
やりたいことをして
苦手なものから逃げれたし
ちょっとの失敗じゃ怒られなかった
いつも可愛いって褒めてもらえた
だから
自分が
頭が悪いとか
運動できなくて悪く言われることとか
嫌われやすい性格とか
目つきが悪くて怖いとか
悪口を言われてしまうこととか
それを聞いて悔しい思いをするとか
そんなこと知らなくって
夢がたくさんあって
幸せだったな、