約束だよ
同じ高校に行こ!
小学校の頃、あの子と約束した
何をするにも一緒で
よく遊んだのを覚えている
だから
中学でも高校でも
同じような関係でいれると思った
この関係を壊したのは互いの執着心だった
互いが互い以外の存在を許せなかった
依存でできた関係が終わる瞬間は呆気なかった
私だけが守りたい約束になった
もぉ、今どこに居るのか分からない
勝ち負けなんて
そんな風に思える人はどれだけいるだろう
私の生きている世界が狭いのが原因なのだろうけど
少なくとも私はそう思えない
人は本能的に勝ちたい生き物だと思うし
それが直接的な1個人の良し悪しに繋がらなくとも
何か基準を決めてその人を判断する時
かなりの割合を占めてしまう物だと思う
唯一無二の自慢できるものの代表例が勝ちだと思うから
でもそれ以上に
来週、最後の大会がある
部長として引っ張ってきた最終結果がそこに出る
私は「勝ち負けなんて」と言えない
努力してきた3年に意味を持たせたい
まだ続く物語
受験とか
入学とか
卒業とか
もっと大きな規模で言えば
結婚や
出産とか
そういう大きな出来事を
私達は取り敢えずの目標にする
そうしていくうちにそれが終わりのように思えるけど
それらは人生の第○章のクライマックス
まだまだこっから途方もない時間の物語は続く
やさしい雨音
雨音というものは1番、私達の耳に届く音だと思う
だからこそ
嫌なことがあって
電車の音ですら痛く聞こえて
周りの人が自分のことを悪く言っているように思えて
そう思ってもどうしようもない時
ずっと同じスピードで、同じ音で
私達を包み込むその音を
やさしい音だと思えてしまうものだと思った
歌
寂しい夜に寄り添うもの
勇気が欲しい時に背中を押してくれるもの
恋をした時
頑張りたい時
悲しい気持ちの時
色んな時に私のそばにいてくれる
そんな味方
合唱祭
文化祭終わりのカラオケ
応援歌
私の青春の思い出が詰まっている