11/15/2024, 10:17:45 AM
✎子猫
「ねぇ、可愛い子猫ちゃん!俺とお茶しなーい?」
まただ!
街を歩けば100人が振り向く美少女とは俺のことだな
え?女じゃないのかって?
なんだ、女装が趣味で悪いか?
まぁまぁそんな事は置いといて
とりま、ナンパ男をどうにかしなければ
「あ、あの、用事があるので……」
俺のターン!
上目遣い+超絶カワボで返事を召喚!
「えっ、じゃ、じゃあ電話番号だけでも…」
クリティカル入りましたぁ!!
これは勝った!
「電話番号ですか……?」
クソゴツイ友達の電話番号(本人には了承済み)を渡し
「(クソゴツイ友達が)後で連絡するね♡」
と、ハートマークをつけてトドメを刺す
するとナンパ男は満足したようで去っていった
「ざまぁねぇなww」
誰が子猫ちゃんだ
俺は人を騙す〝 化け猫〟だよ
「さて!今日はあと何人に声掛けられちゃうかな〜?」
11/15/2024, 9:28:32 AM
✎秋風
ヒュゥゥと秋風の吹く音がして体を震わせる
「さっむ」
「……そっか」
いつもなら「もー!薄着過ぎなんだから!」と叱ってくれるはずなのに
「もういないんだった」
ため息をついて歩きだす
また秋風が頬を撫でる
「寒すぎだろ」
やっぱり薄着過ぎた
また、「薄着なんだから!」と君が手を温めてくれる日が来るかも、なんて思うからだ