【ありがとう】
いつも優しく話してくれて本当に人生の先輩(憧れ)の人だった。でもそんな君はもういなくなってしまった。まだ中学生という短い人生だったのに。しかも成績だって学年で2番目で人に優しく、時には厳しい人。なんでそんな人がいなくなるのだろう。人をいじめて楽しむバカは今も笑って過ごしているというのに。なんで君が選ばれてしまったのだろう。
やはり神様は優秀な人ほど近くに置きたいんだろうね。最後に話したことはなんだっけ?
嗚呼、そうだ。思い出したその日の時間割が地獄だったってことだ。ほんとにどうでもいい話だった。さよならもいえなかった。あの時ちゃんといつも私と話をしてくれてありがとうって、大好きだよって言えばよかった。なんで今になって思うのだろう。本当に悔しい。まぁ、言ったとしても自己満なのだろうけど。それでもいいからまたもう一度あって、しっかりさよならの挨拶をしたい。今もずっとモヤモヤと君が心に残ってる。スッキリした君を心に残したい。こういうと君がやなやつみたいな言い方だけど……もう言えないからこの場を借りて言うね。
"ありがとう"
実話を元に作っています。本当にありがとうって言いたかった人を思い出して書いてるだけなので文字が変ですけど……これでもいいなら見てってください
【優しくしないで】
私には友達なんか居ない
なんてことをつぶやくといつも返してくれる
「私がいるじゃん。」
ああ、ほんとに好きだ大好きだ。
でも君には彼氏がいるじゃないか。
なんでこんなに苦しくなるの。
なんでこんな私といてくれるの?
君がいなくなるんじゃないかって不安で死にたくなる。
構ってなんて、寂しいなんて言わないけどさ、君には彼氏がいるもんね。
あーあ、私なんかいなかったら。なんて考えてしまう。
そんなこと思ってるといつも君が
「どうした?大丈夫?」なんて言ってくれる。
なんで気づくんだろう……なんでそんなに優しくしてくるのだろう。
君にとって私はただの友達なのに。分からないよ。私は君が。でもそんな君が好きなんだよ。
胸が苦しくなるほどに。好きだなんて言えないよ。そんなこと言ったら君は私の元から去ってしまうでしょう?神様だって叶えてくれない。私の願い。
間違えでもいい。君の口から「すき」と聞きたい。
彼氏がいるのになんでこんなにたぶらかしてくるのだろう。
もう優しくしないで。もっと好きになってしまうから。
【カラフル】/2023/5/2
私は宮野あかり。絵を描くのが好きだという単純な理由だけで美術に入った馬鹿な女だ。
「ああ、もう」
こんなのじゃダメだ。もっとこう鮮やかに!!
「あーあ、そんな濃く塗るなんて。」
「誰…あんた」
茶髪で短髪な男が偉そうに私を見ている。
偉そうな男は私の絵を指して言った
「もっとさ、こうしたら?」
「あんたなんかに私の絵がわかるか!!」
私が気にしていたことを突かれて大声を出してしまった。
「じゃあお前はどうしたいの。」
そう聞かれると思いつかない。
「…分からない」
「なんで?」
「……分からないの!私の力じゃ描けない」
「なんで決めつけちゃうの?」
「知らない!私だってもっとこう青々とした色で塗りたい。でもできないの!」
「…あるじゃん描きたい絵。できないなら頑張れよ。やらないことをできないなんて決めつけるな。」
ハッとした。私はできるなんて思ったことがない。
何度やってもできないから。でもそれは私ががんばらなかったから。
もう少し。頑張ろう。そして出来たらあいつに見せてやる。やるじゃんって言わせてやる。
(全然カラフルに因んでないけど……)