二人だけの秘密
これ、絶対誰にも言っちゃダメだよ?
絶対だよ??
これめっちゃ大事な秘密の話なんだけどさ、
学校のチャイムといえば、キーンコーンカーンコーンでしょ?
ほぼほぼの学校で、同じ音が鳴ってると思うんだけど、これのモデルがあるの知ってた??
実はね、戦前は別の音みたいだったんだけど、ある教師が別の音に変えようって、色々調べてたみたい。
そしたら、イギリスの首都ロンドンにある時計台、ビッグベンの鐘の音を使うことに決めて、それが日本にまで広まるようになったんだって!
面白いよね〜!!
あれ?どうしたの??そんな顔して…
えっ?秘密って言うから、深刻な話だと思ってた??
違うよ〜w! でも、面白かったでしょww?
PS
ちなみに、このメロディーは、「ウェストミンスターの鐘」という名前らしいです。
この雑学を知ったのは、私は初めてでお題が、「二人だけの秘密」だったので書いてみました。
今さっき、YouTubeで聞いてみたんですけど、結構見てる人いるんですね。
もし知ってたらすみません。
『優しくしないで』
高校の時、僕は実の祖父を殺してしまった。
ヤングケアラーである。
当然、人として許される事ではない。
だが、僕は何もかもを犠牲にして、祖父に尽くしてきた。
放課後に友だちと寄り道をして遊ぶこと。
修学旅行の夜、友だちと枕投げをすること。
休日に友だちと遊ぶ約束をすること。
文化祭の出し物をクラスメイトみんなで作ること。
何もかも全て。
なのに、僕はその苦労を全て水の泡にした。一瞬である。
「だって、しょうがないじゃないか…。おじいちゃんがあんなことを言うから…。」
祖父は僕に、「ごめんな」と、一言だけ言った。
いつもなら、「全然大丈夫だよ。」と言えるはずだった。
でも、その日だけは違ったんだ…。
色々な物が積み重なって、気づいたら殺してしまった。
裁判の日。
弁護人「ーーーというように、被告人には情状酌量の余地があることを裁判官に進言します!!」
裁判官「うむ…。では、 被告人に問う。祖父の事を愛していましたか?」
僕「はい…。おじいちゃんはいつも優しかった…。なのに、僕は…!」
裁判官「……。判決を下す!被告人を有罪とし、懲役10年の刑に処す!!」
僕「……。」
当然だ…。優しかったおじいちゃんを、一時の感情で殺してしまったのだから…。それより、もっと刑を重くしてくれ…。僕は最低な人間なんだから…。
裁判官「辛かったな…。一人で老人の介護をするというのは、とても大変だ…。被告人よ。貴方はまだ若い。ヤングケアラーによって、お祖父様を殺めてしまったが、貴方はまだやり直せる。」
僕「……。」
…無理だ。やり直すなんて…。
裁判官「10年は確かに長い。だが、罪を償い人生をやり直すやり方は沢山ある。貴方の10年後の年齢は、20代後半だ…。 やってしまったことの償いはできるが、時間を戻すことなど誰にも出来ん。仕事は、選ばなければいくらでもある。人間働いて、お金を稼げばどこへでも生きていける。」
僕の目からは、涙が止まらなかった。
裁判官「大丈夫だ…。10年間しっかり罪を償い、また…いちからやり直せばいい。」
僕「ごめんなさい…ごめんなさい……ごめんなさい………!」
拭っても拭っても、僕の目からは涙が溢れて止まらなかった。
10年はとても長い。だが、僕の罪を償うには全然足りない時間だ…。
僕は、あの裁判官の言葉を胸に、罪を背負ってしっかり前を向いて生きていく。
それが、僕がおじいちゃんにできる最大の償いだから…。
PS
この話はフィクションです。
どんな事情があろうとも、罪は罪です。10年という時は、少年の青春を奪いますが、人の命には変えられませんからね…。
ほんと、外国人の犯罪で、不起訴になる日本とかどうかしてると思いますね。
カラフル
ぽつぽつと段々雨が降ってくる。
珈琲を飲みながら、上から見る景色はとても気分が良い。
生憎の雨だが、雨でも良いことはある。
傘には、色々な色、模様が沢山ある。
赤、青、黄、緑、紫、水玉、猫柄、花柄など様々だ。
傘なんて、雨が防げれば、色とか模様とか何でもいいという人もいるが、雨で落ち込んだ気分を少しでも上げてくれるのが、お気に入りの傘というのは最高だと思う。
傘が見れるのは雨の日だけ。
見方を変えれば特別感が出るものだ。
あぁ、 今日も珈琲は美味しい。
楽園
そこは、悩みも不安もない世界
死んだら人は、天国か地獄に行くらしい
死人の楽園が天国なら、生者の楽園はどこになるのだろう?
いや、生者に本当の楽園など存在しない
悩みや不安がなければ、人は簡単に堕落する
楽しいことばかりで、辛いこと、苦しいことがない人生はとても暇だろうな
よって、生者の世界は地獄である。
この世界で、沢山の苦楽を経験し人生を充実させ未練のない生き方をした者は、天国というご褒美を貰う
逆に、地獄だからと逃げてばかりで立ち向かわない者や、人道に外れた者は死人になっても、地獄を味わうだろう
つまり、この地獄で真っ当な生き方をすれば、死んだ先は天国(楽園)ということである。
PS
本当は、BLを中心に書こうと思ったのですが、難しいですね。
性欲=楽園みたいな言われてることありますし
風に乗って
進路ってむずかしいね。まだ18歳もう18歳
好きなことやりたいことは、沢山あるのに見つからない
色々と理由をつけては、色々な事を諦めて終わる日々
風に乗って飛ぶ紙ひこうきが、遠くに行けば行くほど焦燥感が増して、私もどこか遠くに行きたくなる
もうすぐ卒業だ
お菓子が好きだから、手に職をつけたい、なんて単純な動機で進んだ製菓学校
私の本当にやりたかったことってこれなの?