ゆきやなぎ

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2/1/2023, 9:53:57 AM

「うちに帰ろう。」

ついに、最後のドラゴンを倒した「勇者」は
その国の王から栄誉を賜わった。
だけど、用意されていた高い地位は断って
家路につく許可を得る。

長い長い旅路の果てに「勇者」は家路についた。

すっかり歳をとってしまい
傷だらけで
風貌も変わってしまったけれど、

もう、誰も待っていないかもしれないけれど、

でも、うちに帰ろう

......

「家族」はずっと待ち続けていた。

でも待っていたのは
名誉ある「勇者」の帰還ではなく
かけがえのない大切な「家族」の帰り____


お題「旅路の果てに」

1/31/2023, 1:46:32 AM

短歌 バレンタインデー

チョコレート
早くあなたに 届けたい
私の「好き」を
トッピングして

お題「あなたに 届けたい」

1/30/2023, 3:50:07 AM

【嘘】

誰にでも
言うわけじゃないよ
君は特別だから
I LOVE...

お題「 I LOVE...」

1/29/2023, 7:10:39 AM

「生まれた街へ」

小さな街に嫌気が差して、都会の街へ出た

都会の街はキラキラしていてとても刺激的だった
特に夜景やイルミネーションは小さな街では味わえない格別の美しさだった

私は都会の街でひとり
懸命に働き続けた。

それから十年...。

都会の街は今も変わらず煌めき続けているのに
私には色褪せて見えるようになった

私はいつの間にか
心を病んでしまっていたのだ_____

何かに負けたような気持ちを引きずりながら帰郷する。

久しぶりの故郷の駅は無人駅となっていて
真新しい自動改札が私を出迎えた。

街灯の少ないひなびた
でも、懐かしい匂いのする駅前のロータリー

夜道は静かで風も優しい

そして、
空にはたくさんの星の煌めき

私は星の降る故郷へ帰ってきた
忘れてしまった煌めきを思い出すために

お題「街へ」

1/28/2023, 5:12:59 AM

流行りの優しさ

「これからは自分に一番優しくありたい」と
流行りの「優しさ」を唱えるようになった「私」は
令和になってやっとカドが取れてきた「昭和」です。

お題「優しさ」

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