蝶よ花よ
可愛い
綺麗
かっこいい
美しい
なんでそんなに褒められるの
ズルい
醜い
そんな言葉、かけたくてもかけられないよ
伝えられない
羨ましいがるくらい
勝手でしょ
蝶も花も
羨ましいってさ
憧れてくれるように
頑張らなくちゃ
この世の運命なんか
最初から決まっていたんだ
だったら期待するだけ無駄
希望なんか
最初から持たなければ
良かったのに
太陽の光で反射した
僕の顔は
天気とは裏腹に
雨が降っていた
明日は晴れるといいな!
0時
鐘の音が 静かな夜に響き渡る
今日の私は一段と疲れ果てている
それも、舞踏会にでも行ってきたかのように
うちの妹と母上は
それでもかというくらい仕事を与える
ほんと、イジワルだ
挙句の果てに「貴方が悪いんでしょ」だってさ
0時
鐘の音が 騒がしい夜に響き渡る
うるさい うるさい
うるさい
うるさい
なんでこんなに哀れなの
なんでこんなに惨めなの
二時間でもいい
なんなら十分でもいい
すぐに、すぐに解けてもいいから
誰か私に夢を見せてよ
0時
鐘の音が私には聞こえる
私に綺麗なガラスの靴を履かせてくれない
みんなは履いてるのに
今日も鐘の音が響く
今日も鐘の音が響く
今日は鐘の音が
つまらないことでも
あなたがいれば楽しくなる!
……ってのはないよね
私はさ、
「つまらないことでも、柵がいるから楽しくなる!」
って
言われる側になりたいな