急げ
急げ……っ
誰にもバレずに朝ごはんを食べるんだ!
お母さんの
目が覚めるまでに
朝ごはんを食べ終えて
しくじった……!
レンジを使ってしまった!
お願いっ
起きないで!!
次は
何しよっか
病室
私の居場所は
ココじゃない
自分が必要としているトコロじゃない
誰かに必要とされているトコロに
行きたかった
自分が誰かのために
居場所をつくりたかった
明日、もし晴れたら
天気なんかカンケーないってのー!
明日もどーせ、雨降っても晴れてても部活だしさ
それに、午後も天気なんかでやるコトを決めなーい
…って、天気がどーのこーの言う前に、
明日の予定をたてるとこからいけっての
てゆーか!
課題やべーって…
明日、もし晴れても課題地獄だァァァァ泣
眠い
だから、一人でいたい。
…てのは嘘
眠いって理由で一人になりたいんだよ。
一緒にいる人がたとえ、大切な人でさえ、
一人でいる理由なんて言えないよ
だって、一人でいたい時って、
誰にも見られたくない時とかでしょ
一人でいたい時ってのは
秘密にしときたい 時なんだよ
言うまでもない
感覚的に、感覚的になんだよ
一人でいたい時って
私は、一人でいるより落ち着かせられるような
そんな人になりたいな
学校では一人でいたくない
だれか、「柵ー」ってさ
話しかけてよ
澄んだ瞳
いつになったら瞳が透き通るの
こんな私が
人間不信でUFOキャッチャーにしか目のない私が
そんな時ないって思ってた
でも、気づいたら瞳が透き通っていた
私の瞳は澄んでいた
目の前には お金
お金は裏切らない
そんなお金が私を裏切った
財布には1327円しか入ってなかった
裏切られた
お金にも友達にも好きな人にも家族にも
裏切られた過去のある私は
推しにもいつか裏切らそうで
怖くって
私の瞳が透き通ることはもう、ないんじゃないかな
って、
何度UFOキャッチャーに裏切られたか分からないのに
裏切られたことに対して深く考えるなって話