―ないものねだり―
あぁ、考えているうちにもうすぐ次のお題になっちゃう~。
書くことが何も浮かばなくてスルーする事多いのよね~。
アイデアがパッと思いつく脳が欲しいな~。
―好きじゃないのに―
例えば誰かと、お互い違うケーキを食べる時
「一口ちょうだい」は別にいいけど
「一口食べる?」って言われるの好きじゃない
断ると、人によっては「嫌いなの?」って言われる
一口貰いたい時はこっちから言う、私は目の前のケーキに集中したいだけ
―特別な存在―
私にとって特別な存在は俳優のTさん。
好きな俳優さんは他にもいるけど、その姿を目で追ってしまうくらい魅力を感じるのはTさんだけ。
付き合いたいとか結婚したいとか恋愛的なものではなく、尊敬に近い。
お芝居が素晴らしいのは言うまでもなく、周りの人への感謝の気持ちを忘れない姿勢が素敵。
一生応援していたいと思う人。
―ふたりぼっち―
私は誰かと居るのが苦手
あの子は人と話すのが苦手
でも私たちいつも一緒に居る
私が本を読んでる時
あの子は音楽を聴いている
私がゲームをしている時
あの子は絵を描いている
お喋りする時もあるけれど
お互いバラバラな事してる方が多い
会話がなくても側に居るだけで安心する
そんな関係でも良いじゃない
―夢が醒める前に―
何もない静かな空間に男が独り立っている。
彼は雄弁に語り出した。彼の話は嘘のようにも真実のようにも聞こえた。
そこには彼以外居ないのに、さも誰かに話すようにゆっくり喋ったり早口になったりしながら、表情をコロコロ変えながら語り続けた。
静かな世界に彼の声だけが響いた。
しかし、ある瞬間静かな世界は一変する。
激しい音楽が流れ、彼は狂ったように踊り出した。
狂っているのに美しく、美しいのに切なくなる。
また静寂が訪れた。
彼はまた語り出した。
最初とは違い、今度は悲痛な面持ちで、泣いているかのような声で……。
彼の魂が叫んでいるのだ。
彼の愛した世界が壊れた事を嘆いているのだ。
彼の紡ぐ言葉は、誰に聞かれる事もなく宙をさ迷い消えていく。
それでも彼は語り続ける。
語り続ける事が彼をこの世界に繋ぎ止める唯一の方法なのかもしれない。
世界は暗転した。
彼の世界が目の前から消え、辺りから盛大な拍手が巻き起こり、私も連れて拍手をする。
素晴らしい舞台を観れた事に感謝を込めて。
それは夢のような時間だった。