あめ

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7/22/2023, 12:39:26 PM

もしもタイムマシンがあったなら。

もちろん!迷わず使うの一択でしょ!

未来の自分に会ってみたいからねー

将来なりたい職業に付いてるか、とか

カレシは居るのか、とか

幸せなのか、とか

色々聞きたい。

過去の自分には…会わなくていいかなー(笑)

だ、だってさ!中二病のジブンとか見たくないでしょ
フツー記憶から消したいのに!って思うじゃん



…って言うのは嘘なんだけどさ。

アタシ、陽キャみたいな明るい性格でもなかったし
どっちかと言えば陰キャだったし。

でも、明るくてカワイイ子が友達になってくれて
アタシ嬉しくてさ。

その子のことダイスキで、一番大切だった。

でもさ、アタシその子のこと泣かせちゃったんだ。

もうぎゃん泣きだった。

引くくらい。

実際今も眼の前で泣いてる。

でも、アタシはその涙を拭えない。

声をかけても届かない。

触れられない。

泣きながら立ちすくんでる、ダイスキな子を
救えない。

…なんで、アタシはこんなに無力なんだろう。

あの日、ちゃんと周りを見てればな。

事故なんかで、死なずに済んだはずなのに。

ダイスキな貴方は今日も泣いていて、
幽霊のアタシは何にもできなくて。

タイムマシンがあっても。

過去にも未来にも行けない。

もし、過去に戻って生きることができると言われても、
アタシは使わない。

きっとこの光景を忘れられないから。

ダイスキな貴方をまた苦しめてしまうのが怖いから。

…これは身勝手かな。

ゴメンネ。アタシ自分勝手で。

蝉のなく真夏。きっと暑いであろうそんな日。

7/22/2023, 4:24:07 AM

今一番欲しいもの。

ボクは昔から欲しいものを全部手に入れてきた。

ご飯も、道にあるお花も、綺麗だと思った蝶だって!

全部小さなことだけど、
ボクにとってその時一番欲しいものだった。

ある日小さなネコちゃんを見つけた。

周りを見てもおかあさんとおとうさんがいなかった。

一人ぼっちだった。

ボクは声をかけようとした。

そしたらネコちゃんのために何かできると考えたから

でも、声を出そうとした時には

もう、ネコちゃん『一人ぼっち』じゃなかった

おかあさんネコとおとうさんネコがいた。

そのまま、どこかに行っちゃった。

良かったとは思えなかった。

やっと、やっと

見つけられたと思ったんだ。
ボクと同じ『一人ぼっち』のお友だち。

なんで?ズルいよ。なんでボクと一緒じゃないの?

ボクがそんなこと思ったって、

ネコちゃんは一人ぼっちじゃなくて、
ボクは明日も一人ぼっちで。

いいな、いいな

ボクも誰かにあいされたいよ。

今一番欲しいもの。

誰でもいいから叶えてよ。

ボク、一人ぼっちだから手に入れられないんだ。

一人じゃ、叶えられない…



ボクの、今一番欲しいもの『あい』。

そう書き綴られた紙が雪の降り積もる街から
誰にも気づかれぬまま、どこか遠くへと消えていった

7/21/2023, 1:10:50 AM

私の名前。

私は自分の名前が嫌いだ。

こんな事を言ったら、お母さんにもお父さんにも怒られるかもしれかもしれないけれど。

今はどうしても好きになれない

クラスの勉強も運動もできる優秀なあの子と同じだからだ。

周りからもあの子と平凡な私を比べられて嫌気が差す。

名前が一緒なだけで私とあの子は別の人なのに。

どうして比べられなきゃいけないの

嫌いだ。優秀なあの子も、こんな名前をつけた両親も、比べてくるクラスの奴らも。大嫌いだ。

でも、一番大ッ嫌いなのは…

人を嫌いになることでしか自分を守れない私だ。

優秀なあの子は今日も人気者で、
平凡な私は今日も比べられて。

どうしてここまで違うのだろう。

どうして私はあの子じゃないのだろう。

あぁ、私も比べてしまっている。

本当に嫌気が差す。

私の名前。

好きになれる日なんて来やしない。

そんなことを思った、雨音の鳴り響く梅雨の時期。