この世界は
働くとは人が社会の輪に入るためのもの。
社会とは仲間と認められなければ生きにくい。
この世界はどこにでも社会がある。
それは未就学児でもお年寄りでも変わらない。
そしてそれに馴染めなかった人間を
社会不適合者と呼ぶ。
群れないと生きられないこの世界に
私は適用できないから、私は社会不適合者となる。
ずっとこのまま
あなたを好きでいたい。
あなたがいる世界で生きていたい。
色とりどり
光の反射により私たちはたくさんの色を認識している。
綺麗な色も汚い色もたくさん。
十人十色っていうくらいだから
人もそれぞれたくさんの色を持っているのだろう。
私はどんな色をしているかな。
これからどんな色をしていくかな。
綺麗な色も汚いと思ってしまう色もたくさん知って
色とりどりな色を表せる人になりたいね。
雪
冷やされ固まり落ちる。
地上では雪に感化された子どもたちが
嬉しそうに空を見上げる。
そうしてできた冬に感化された私は
赤くなった指先にそっと息をはいた。
冬晴れ
今日は雨が降っていた。
初詣に誘ってくれた君と久しぶりに会う日なのに。
集合場所へ急ぐと君の姿。
君は見ないうちに髪が短くなっていた。
「明けましておめでとう」
「今年もよろしく」
そう言いあって神社の中へ入った。
お参りもおみくじも沢山して
交通安全のお守りを買った。
まだ20分しか経っていないのにすごく楽しい。
君といる時の顔を私の高校の友達が見たら
びっくりするだろうね。
君といる時だけだよ、こんなに笑いが絶えないのは。
そうしてなんの計画も立てていなかった私たちは
地図を見て
「ここ行ったことない!」
「じゃあ行こう!」
と目的地を決めて歩き出した。
いっつもこんな感じなのに話す話題も尽きなくて。
傘をさしていた反対の手を傘の外に出すと
あんなに降っていた雨がやんでいた。
曇り予報だったのに晴れていたのだ。
私の心を空が写してくれたのかも、などと思いながら
君との短い旅にそっと胸を踊らせた。