3/25/2025, 3:10:26 AM
お題『もう二度と』
だんだん遠くなってゆくあなたの背中を見た時に、もう二度と会えないのかな?と思ってしまった。気づいたら私は、あなたの元へ駆け出して服を軽く引っ張った。すると、あなたは驚いた顔でこちらを見る。『どうしたの?』と聞いたあなたに、私は『後ろ姿を見たら、どこか遠くに行ってしまう気がして』と。素直な気持ちを伝え終えた瞬間、あなたは私を自分の胸に引き寄せた。
3/23/2025, 3:22:27 PM
お題『雲り』
先程まで青々としていた空に、鼠色の雲がかかった。これを世間では『曇り』と言うらしい。どこまでも続く果てしない鼠色の空が私たちの街を覆う。それは次第にピカピカと稲妻を光らせて、雷鳴とともに空から透明な水が降りかかる。時には、空が陰るだけのものもあるらしい。なんとも趣のある気候だ。
3/22/2025, 4:04:22 AM
お題『君と見た景色』
君と見た夕日。東から西へとオレンジ色の光が少しずつ向こうの彼方に姿を消してゆく。もう辺りは真っ暗だ。すると君は、『夜ってこんな風に来るんだなぁ』と呟いた。あの日、君と見た景色をこれからも忘れることはないだろう。
3/21/2025, 2:50:44 AM
お題『手を繋いで』
幼い子供に母親が言う。『ほら、はぐれちゃうからママと手を繋ぎましょう?』と。そう言われた子どもは母の手を握った。肉肉しくて小さな我が子の手を握った時、親子の間に心地よい温もりが流れた。
3/17/2025, 1:19:20 PM
『叶わぬ夢』
もう、あの時みたいに笑い合うことはできないかもしれない。友達のままでいられないかもしれない。あなたの一番になりたいけど、叶いそうにないなぁ。願っても叶わぬ夢。このやるせない気持ちをどこに預ければよいのだろう?