貴方は私のモノクロな世界に色を付けてくれたね。
【参考にどうぞ】
cloudy→くもり
⚠︎R15くらい 少し下品・薬物描写あり・創作
ひたすら埋める。欲も感情も何もかも埋めて、とにかく空きを作らないようにする。ただただ埋める。
「可愛い」「気持ちいい」と快楽に喘いでいる人らを横目で見て、自分も快楽に身を任せる裏の仕事。
苦しいはずなのに。どうしてもやめらんない。やっぱり自分って快楽の奴隷なのかな~。
目ん玉ハートにして。素直に身体に従って。
心を殴られてぽっかり空いた空白。何も無い。なーんもない空白を快楽で埋めるだけの『おしごと』。
はー、こんな生活ダメなのに。気持ちいい。こんなん薬と一緒だよね。
あ、てか、薬もやってるんよ自分。…えへへ、かっこいいでしょ?
え?依存して危ないって?いやいや、依存なんてすればするほどいいんだよ。ほら、男ってメンヘラ女が好きとかなんとか言ってるじゃん?あんな感じー。
あはは、かわいー!そんな顔しないで…って言いたいところだけど可愛いもん。
正直に心に従って顔に感情を表すそれ、私好きだよ。
注意:自殺・グロ・(嘔吐匂わせ)描写
※一応百合です
「ひぐっ…あ゛あああ゛ぁっ」
私は子供の頃みたいに泣きじゃくった。
早く気づけていれば
もっと素直に言っていたら
そんな願いは何処にも届かず消えていく。
私の最愛の人が死んだ。
ついさっき。
「じゃあね」とだけ残して、
警告が鳴っている踏切に飛び込んだ。
私は脳がフリーズし、その場に立ち尽くした。
私の目にはこれが映った。
愛する人が「ただの肉の塊」になっている
赤黒い紅が飛び散っている
お揃いのキーホルダーがバラバラ
息遣いでさえ聞こえない
ただただ残酷で、愛する人が無惨な姿でそこにいる。
現実を受け入れられない。
頭がこん乱する。吐きけがする。息がうまくできない。めをそらそうとしてもそらせない。
「っう…ぇ……」
数時間前に一緒に食べようとした物が
胃液を纏ってびちゃびちゃと音をたてて出てくる。
胃や喉を通って逆流してるのが余計に気持ち悪い。
ものすごく気分が悪い。
涙が枯れ、目からは水が出てくることは無い。
だが、涙の跡が泣いたことを嫌でも示してくる。
「…あは、」
自分の乾いた笑いが耳を突く。
「…失敗しちゃった…」
独り言。
「もっと“正攻法”でやればよかったよね」
「ごめんね、やりすぎて追い込んじゃったね」
「虐めすぎちゃったね」
「何で、__?俺の相棒じゃ無かったの?」