題【明日、もし晴れたら】
「明日、もし晴れたら君に伝えたい。」
「うん、待ってるよ!」
ー次の日ー
そして、待ちに待った、晴れの日!
俺は前日まで色々なおまじないをして晴れを願った。
「よし、告白頑張るぞ!」
プ、プ、プルルルルプルル、
「もしもし?」
「あっ、俺だよ。今日さ、学校の体育館裏にきて。」
「うん。分かったわ。じゃあ、バイバイ。」
そして私は、どきどきする胸を押さえながら、体育館裏に向かった。
題【だから、一人でいたい】
「あっそう。だからなに?」
「もう、知らないわ!」
なんでいつも喧嘩になるのでしょう。
押さえたいのに、気持ちが押さえられない自分がいるの。
気持ちを押さえないと仲直りができませんし。
話にもならないわ。
だから、一人でいたい。
そしたら気持ちの整理がつくから。
同棲するとはこうなるものです。
それを一緒に乗り越えてこそ、素敵な夫婦になれるわよね。
私も頑張らなきゃ行けませんね!
よし、もう一回話し合いましょう!
題【澄んだ瞳】
あなたの横顔と澄んだ瞳を見ていると、あなたと目があった!
「うわぁ!?」
「どうしたんだー?すみれ。」
「あっ、先生すみません!」
みんなの視線が怖い。
色んな目線がある!睨んでたり、笑ってたり。
そして、あの人は…。
私の好きな人。ふうきくん
口もとをおさえて笑ってるし!
恥ずかしい!
今日もかっこいいなって見てたら、目があって、びっくりして声をあげちゃった。
もう、ふうきくんの澄んだ瞳に見られるとドキドキしちゃうよ~!
題【嵐が来ようとも】
彼「嵐が来ようとも、絶対君を守り抜くから。」
私「うん。」
ー10年後ー
でさ~(笑)
私「こんな感じで告白してきたよね。」
彼「別に良いだろ!」
私「あはは!でもさ、1つだけ思ったことがあって、なんで嵐が来ようともだったの?笑っちゃった!」
彼「なんか、緊張しすぎてとっさに言ったんだよ!」
私「そうなんだ~(笑)」
まぁ、めっちゃ嬉しかったんだけどね!
まじ恥ずいー!まだ告白したことをいじられんのかよ!
でもまぁ、悪くはないか。
彼・私 青春の思い出は素敵だな。
題【お祭り】
「お祭り?それは、どんなことをするのですか?」
「そこからでしたか。すみれ様。」
私はすみれ。お金持ちのお父様の娘です。
「お祭りとは、地域の人々が集まり、夕方から夜にかけて楽しむ、まあ夏の伝統行事ですかね。」
「へぇ、そんなものがあるのですね。是非とも行ってみたいわ!」
「すみれ様のお父様が許せば、私と一緒に行きますか?」
「はい!行きたいですわ!」
「あの、お父様。お祭りというものに行ってもよろしいですか?」
「ああ。しっかりと気をつけて行くんだぞ。」
「はい!ありがとうございます。お父様!」
ーその日の夕方ー
「わぁ。人がたくさんいるのですね!雰囲気はとても明るい!」
「あまり色々な所にいかないでくださいよ。すみれ様。」
「わかってるわ。わぁ、あれはなんですの?」
「あれは、金魚すくいって言います。金魚を網ですくうんですよ。」
「へぇ。少しかわいそうね。」
「そういうものなんですよ。」
再び歩こうとしたとき、目の前に私の好きな人が!
「わぁ!?ふ、福井君!」
「お嬢様もこんなところにくるんだね。」
「は、はひ!」
噛んでしまいました~!恥ずかしいですわ。
「すみません、すみれ様。そろそろ戻らなければ行けませんので。」
「そういえば、もう真っ暗ですわね!」
「では。福井君、さようなら!楽しんでくださいね。」
「ありがとう。じゃあ。」
ー家に帰ってからー
「お祭り、覚えましたわ!来年も行きたいですわ。」
「分かりました。では来年も来ましょう。」