題【これまでずっと】
これまでずっと、私は恋をしてこなかった。
だからこれからもしないと思っていたのに。
好きな人ができた。
しかも縁が全然無さそうな、学校1のイケメン。
はぁ。私なんかに片思いされても困るよね。
どうせ私の名前も知らないんだろうな。
ドン! 痛い! もう、なに~!
「すみません。」と言ってその場からいなくなってしまった。
あっ、荷物落としてた。よいしょ。
私の前に手が。
イケメン!?なんで私の所なんかに!て言うかこの人、学校1のイケメンでファンクラブがある人!?
「はい、これお前のだろ?ぶつかったとこ、大丈夫か?」
えっ。
「だ、大丈夫です!!」
「あっそ。じゃあ。」
ぶ、無愛想なのに優しいところもある。
「あ、あの!ありがとうございました!」
私は、今日からこれまでじゃなくて、これからの恋を始めます!
題【一件のLINE】
ピコン♪
その音だけ、鳴った。
そして部屋のなかは静まり返った。
題【目が覚めると】
目が覚めるとそこは…。
「えっ、終わり?」とあなたは思いましたね?
題【私の当たり前】
(この話はフィクションです!!)
ーいじめにあってる子視点ー
なんで、なんで私はいじめられるの?
なんかひどいことした?目立つようなことした?
怒らせるようなことをした?
いっつもいっつも「うざい」、「キモい」、「○ね」、「近寄んな汚い!」って言ってくる。
私の当たり前はこうなのに、私の当たり前はおかしなことなんだ。
勝手に決めつけられるんだ。みんなで私をいじめてきてさ。これをした人は気持ち悪いって決めつけられて。苦しい。
ひどい!
私も、「これは、私にとって当たり前。だからやめて。」って言えれば良いのに。
私のばか。
ーいじめっこ視点ー
私の当たり前は、みんなに話せて、みんなと同じ才能を持った、元気な子。それが当たり前。
教室の端っこで静かに本読んでるやつは変人。
気持ち悪い。
話しかけても、そいつは
「えっ」、「あっ」、「ごめん。」
「あっ、じゃあいいよ。」
て言うだけ。なんかコミュニケーションが無さすぎ。だから気持ち悪い。
みんないじめてる。
だから、私もいじめるんだ。
題【街の明かり】
私は、不安なとき、いつも街の明かりを見ていた。
安心するから。
「あー、私だけじゃないんだって。」
だから、街の明かりが大好きなんだ。