題【窓越しに見えるのは】
ここの病室の窓越しに見えるのは、景色。
「毎日、毎日同じ景色、もう飽きちゃった。」
家からの窓越しの景色も見たかったな。
「先生!もう手はないのですか。」
「すみません。残念ながら、もう遅いです。」
もう遅い?そう、そうなんだ。
まあ、いいよ。
窓越しに見える景色、今日はとっても暗いな。
まるで、私をお迎えに来たみたい。
題【赤い糸】
運命の赤い糸。
「そんなのあるのかな?」
私は、赤い色が好きで、赤色担当の推しがいるし、赤色の素敵なランドセルなんだよ。
「ね~、赤色ってなんか凄いと思わない?」
「じゃないと、きっとこんなに偶然で赤色に出会わないって!」
ねっ!私が一番愛している彼氏。
あなたと会えたことも運命の赤い糸って言うのかな?
題【入道雲】(フィクションで想像です。)
「わー!これ絵にかきたいな。今日は入道雲だ!」
私は、急いで病室のベットの横に置いていた紙と筆をとった。
「あっ!物を落としちゃった。」よいしょっと。
「って、うわ!」ばたんっ!
「痛い!」はぁ。そして、私は床に倒れこんだ。
一私は小さい頃からイラストレーターになるのが夢だった。でもー
病気なんだよね。もうすぐ絵も描けなくなるんだって。あーあ。つまんないの。私は、絵が上手なことしか魅力がないってのに。笑える。
特にね、私は雲の描き方が上手なんだ!えへへ。
雲がないと、なぜか悲しくなるの。何でだろ?
明日も入道雲が描きたい!
「私は、明日も絵を描くもん!」
誰がなんと言おうと。
題【夏】
(長くなってしまいました!時間がある方はぜひ読んでください!)
今日は学校1のイケメン、村上くんと地味~な感じの私ー天宮の海での話。(付き合っています。)
ーー待って、待って、こ、ここれってさ、あれじゃない?カップルでデートしてるみたい!あっ!でも一応デートか。と考えていたら急に村上くんがしたから覗きこんできて、パニック!頭にカーと血が上ってきて。
「あれ?天宮さん大丈夫?」
「な、何が!?」
「何がって、だって天宮さん顔赤いよ。」
「えっ!うそ!」ガーン。ば、ばれていないかな?
「もしかして熱中症?休もう。気づかなくてごめん。」
「そ、そんなことないよ!」
変にりきんじゃったよ。しかも気遣いができるの、なんかかっこよすぎてずるいよ~!
「なんか、夏って色々暑いね。」ごまかすように言った私、もー、なにいってるの?
「俺は夏が大好きかな。」
「えっ!私も、夏が大好きだよ!」そして目があって、二人であはは!と笑いあった。
あぁ。やっぱり夏って良いな。
題【ここではないどこか】
ここではないどこかでまた君に会いたいな。
いつまでもずっと大好きだ。
あの時、助けてあげられなくてごめんね。
また、会えることを願いながら。
「来世でも会おう。」