谷茶梟

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4/9/2023, 11:47:47 AM

誰よりも、ずっと
(宝石の国二次創作)
誰よりも貴方を想っていると、胸を張って言えたならよかった。私が貴方に出来ることはあまりにも少ない。私に貴方への奉仕は叶わない。そのせいで、私は私の恋心に自信をなくすの。
(初めから貴方の隣が私ならば)
貴方を想えば想うほど、ルチルを押し除けるなんて出来なかった。私がしゃしゃり出たって、貴方は喜ばない。貴方を喜ばせる、私にだけ出来ることを探し続けてるの。誰よりも、ずっと。その気持ちだけは負けないよ。だから、どうか教えてよ。

4/9/2023, 2:31:04 AM

これからも、ずっと
(宝石の国二次創作)
夕暮れ、見廻りから戻って先ずすることは、保健室にパパラチアの顔を見に行くこと。ルチルが作業する横で、箱の中の彼の顔を見つめる。穏やかな顔が、動くことはない。均整の取れた美しい形で、君は眠る。
「今日もいい日だったよ」
これはナイショの話だけど、僕は君が起きることを望んでいないよ。目覚めて、優しい君が戦って、その美しい形が崩れるくらいなら。穏やかな表情が、歪むくらいなら。こうして眠ったまま、いつまでも僕の横にいて欲しいよ。そこにいるだけでいい。これからも、ずっと。

4/7/2023, 11:08:45 PM

沈む夕日
(宝石の国 二次創作)
沈む夕日をぼんやりと眺める。今日も一日終わった。安堵と共に、残念だと感じる。だって陽が沈んでしまったら、ダイヤモンドの輝きが見れなくなってしまう。日光を存分に浴びて、燦々と輝くダイヤが好きだった。眩しくて、目映くて。
「帰ったら、久々にゲームしましょう」
ダイヤのお誘いに、気持ちが浮つく。照明クラゲの柔らかな光に照らされるダイヤも好きだった。今夜はそれを見つめて、明日への繋ぎとしよう。
(明日も晴れるかな)
雲一つない夕晴れに、明日もダイヤの為に日が輝くことを期待した。