粉末

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3/5/2024, 1:15:33 PM

たまにはツンと突き放した態度をとってみて
あなたの気を引こうとしても全然だめ。
だって大好きなんだもん。

ツンじゃなくてムスっとした顔。
怒ってるんじゃないことは知ってるの。

そういうとこもかっこいいけど
ねえたまにはそのムスっとした顔で
あなたから触れて。



たまには

3/5/2024, 4:01:19 AM

好きだよ愛しているよだけじゃ足りないから
贈り物をしたくなるんだ。けれど。
バッグ、アクセサリー、服、靴、ぬいぐるみ…君はどれも興味無いようで。
君の好む本は頭の無い俺にはわからない。
花は好きなようだけど少しで良いって言っていたし。
それならばと
今日はめちゃくちゃ早起きした。最高の朝ごはんを作るためだ。
ベーコンエッグ、クリームチーズ、サラダにスープ。
オレンジジュースでもカフェオレでもいつでも出せる。
ついでにパンなんか焼いちゃってさ。
テーブルに一輪だけのガーベラを添えて。
そうだバトラーは身なりも整えないとな。

おはよう、と可愛い小鳥のさえずりが聞こえた。

今日も素敵な1日になりますように。




大好きな君に

3/3/2024, 12:30:03 PM

今日はたのしい、か。
世間ではひなあられ、ちらし寿司、白酒…今はケーキかな。別に私にとっては何も特別なことはない。
何せ 女の子 のお祭りだ。
そうだ肝心のおひなさまを忘れていた。
うちにおひなさまはいなかった。
それとなく親に聞いてみたら
もうお姉さんだからいらないでしょ、だと。
じゃあお姉さんになる前に買ってほしかった。

ただいま。
おかえり。
いつもと変わらない笑顔が迎えてくれた。
ねえ、冷蔵庫見てみてよ。
そう促され冷蔵庫を開けるとど真ん中に小さなチョコレートケーキが入っていた。
え…なんで。
今日はひなまつりだよ。女の子の日だ。
2つあるけど。
それは、別に、男の子だってケーキ食べても良いじゃないか!
ふふ、そりゃそうだ。ありがとう。

今日はたのしい


ひなまつり

3/2/2024, 4:37:02 PM

私はろくでもない人間だがね
しかし人間なんだ。
ゴミみたいな世界でも奥底にあると信じている。
信じてしまう。諦めきれないんだ。
何度裏切られても捨てられても嗤われても。
このパンドラの箱を手放すことは出来ない。
いつか来るその日まで負けやしないさ。
だから頼んだぞ。



たった1つの希望

3/2/2024, 4:59:18 AM

夜はピザを頼むぞ。

朝言った君の言葉を胸に今日を生き延びた。
家に帰れば君とピザが待っている。
ただいま。明らかに浮かれた声で帰宅を告げると
おかえりの言葉と食欲をそそる匂いが出迎えてくれた。

とろとろのチーズ、肉、ちょっと野菜、チーズ、チーズ、チーズ…。
チキンもデザートもコーラまである。
こんなの体に良いわけないが心の栄養なのだ。

君の顔もいつもよりとろけてチーズのようだ。
それを見て俺の心もチーズのようにとろけていく。
もののついでだ。ビールも開けちゃおう。

しあわせ…。さらにとろけた顔で君がもたれかかる。
ん、しあわせ。ふわふわの髪から少し花の匂いがした。
食欲が満たされればまた別の欲が目を覚ます。

ねえ今日夜更かししても良い?



欲望

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