いやはや随分とはしゃいじゃってまあ。
今回は何があったんだ。聞かないが。
そんなの金の無駄だやめたまえよと言いかけたが
どうせやめないのでそこはぐっと飲み込んだ。
クレーンが空を掴んだところで
さて次はどうすると聞けばあれ、と指をさす。
あれとはゾンビを撃つあれだ。
先に言うが足手まといになったらすまないな。
今のあれこれも過去や未来のどれそれも
ゾンビのようにこっちへやって来る。
奴らしぶといんだ。何度も何度も起き上がる。
何で私を襲うの。暇なのかよ。
こっちは忙しいんだっての。もう。
弾数無制限の銃で全てぶち抜いてやれれば良いのに。
ねえほら100円おごるからコンテニューして。
現実逃避
顔が見たい。
声が聞きたい。
いやもうメッセージ返してくれればそれでいい。
何をしているんだ。
面白い本でも見つけて夢中になっているのだろうか。
疲れてまた床で寝てないだろうな。
僕の知らない奴と外で遊んでいないよな。
なあ家に誰もいないよな。
なあ僕のこと忘れていないよな。
なあ知りたいよ
君は今
すり、と珍しくそちらから体を預けてきたので
これは…と期待が膨らみかけたがすぐに萎んだ。
そういうんじゃないよなあこれは。
嫌なことがあったのか体調が悪いのか
もしかしてそういう気分なのか
俺にはわからない。
天気は普通。悪くないはずだが妙に重い。
雨でも降るのだろうか。
頭が痛いから横になるよ。君もどう?
少し空気が軽くなった気がした。
当たり、ということで良いのだろう。
おやすみ。
物憂げな空
命に大きいも小さいも無いよ。
みんな平等。同じでしょ。
ははあ、そいつはお綺麗事だ。ごちそうさま。
全員を救うことなんか出来ない。わかってるだろ。
わかってる。わかってるけどわかっちゃだめなの。
優劣なんてつけるべきじゃ無い。だめなんだよ。
君がさっき叩き潰した虫にも命があっただろうに。
そういうとこ、意地悪いよ。
ううん?
小さな命
なあもっと愛を囁いてくれ。
君の音で愛していると。
ぬくもりだけじゃ足りない。
いつだって不安なんだ。
私が愛を伝えるのは
君に愛されたいからさ。
ただのひとこと
欲しがっても良いじゃないか。
Love you