ものさし

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10/6/2025, 12:22:20 PM

燃える葉

青い葉
燃ゆる葉
朽ちる葉

葉には色々な姿がある
四季折々の葉を見ながら散歩でもするのも悪くはないだろう

10/5/2025, 11:40:40 AM

moonlight

moonlight 意味 月光

他に意味があることを君は知っているだろうか
意味というかスラングなのだが
「副業する」というものだ

僕は小説家だ
まだそんなに売れてはいないが
他にBARを経営している
月明かりが入るBARだ
お客様の人生の1部となるため、一瞬一瞬を素敵なものにする事を目標としている
その日に合った、またその人の気持ちに寄り添えるカクテルをご提供
お客様のお話をお聞きし、小説を書いている
人の人生を文章にすることはとても難しいが
僕はそんなところに惹かれているのかもしれない
こんな僕には「moonlight」という言葉はピッタリなのではないだろうか

I’m a novelist, but I moonlight at a bar bathed in moonlight.

10/4/2025, 10:47:46 AM

今日だけ許して

「ごめん、ごめん、今日だけ許して」
またこの会話だ
「今日だけ許して」
この言葉はもう聞き飽きた
私は怒りと共に家を出た

何時間たっただろうか
携帯の電源は切れ、凍えるほど寒くなった
重い足を動かし仕方なく家に帰った
キッチンの明かりだけがついている
ドアを開け覗くと美味しそうな香りがする
しかし作っている人はいない

部屋に入る
ソファーにエプロン姿のままで寝ている彼がいた
慣れないことをするからだ
なんだ、さっきまでの怒りはどこへ行ったのか
こやつの寝顔を見ていると謎に安心感を得られる
仕方ないから毛布をかけてやった
仕方ないから完成している料理にラップをかけてやった

仕方ないから今日だけは許してやろう

10/3/2025, 10:48:12 AM

誰か

知らない誰かと会い
知らない誰かと話して
知らない誰かと飯を食べ
知らない誰かは何処どこかへと旅立ってゆく

あなたは知らない誰かを思い出し
1日を締めくくるだろう
そんな日もいいとは思わないか?

10/2/2025, 11:31:16 AM

遠い足音

窓の外から聞こえる足音
jkだろうか
会話はとてつもなくどうでもいいものだった
窓から眺める君たちはとても輝いて見えた

新しい同志が入ってくる足音
不安そうな足音だ
私が不安を和らげてあげよう

誰かが運ばれてゆく足音
この空気はいつまで経っても嫌いだ
死が一歩、また一歩と近づいてきているような気がするから

遠くから懐かしい足音
聞いただけで心が和らぐ足音
お母さん、お母さん、ごめんなさい
ありがとう、大好き

心電図の機械音、死への足音が部屋中に響き渡っている

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