10/13/2023, 9:01:35 AM
なんて事ない学校の放課後
になるはずだった
嫌なこと続きの私にとって放課後の屋上は特別なものだった
ここなら誰にも見つからない
そんな気が勝手にしてた
登るなと言うには低い金網を乗り越えて縁に立つ
重力に身を任せて体を投げる
誰かが何か言った気がしたが気にしない
私のカーテンコールはここまでだ
10/10/2023, 10:34:45 AM
私の頬を涙が伝った
それは一通のメッセージからだった
仲の良かった友人といつも通りにやり取りをしていた
何事もない他愛もない会話が好きだった
明日もこんな日常が続くんだとそう勝手に思っていた
思い上がっていた
その友人に恋人ができた
幸せを祝うメッセージを送りその日はそのまま意識を手放した
翌日から連絡の頻度が下がった
私が距離を取り始めたのもあるだろう
大切な人との時間を奪ってはいけない
そんな思いからいつしか疎遠になっていった
友人を思い出す度に伝う涙の理由は私には理解できなかった
それを理解するのはもう少し先のお話
10/9/2023, 2:26:46 PM
心躍る体験
そんな言葉に焦がれた人生だった
学生時代なら部活恋愛といったところか…
私には縁遠いものでしかなかった…
部活にも入らず好きな人も現れず平々凡々そんな言葉が相応しい物だった
大人になってもそれが続いた
ある日そんな日常を壊してくれそうな人が現れた
その人と話してる間はそれこそ心が踊るほど楽しかった
けどそんな楽しいが続くのは一瞬だった
その人に恋人がいると聞いてその人と一線を引くようになってしまった
それ以来「ココロオドル」事からは完全に縁がなくなった
私の人生から色は消え失せた