雲ひとつない空に息を吹きかけてみる
雲はできない
きらきら輝く星空に手を伸ばしてみる
掴むことはできない
真っ黒な雲が覆う空に青を塗ってみる
重ねただけで苦しみは消えない
真っ赤な夕焼け空を写真に撮ってみる
色が褪せて感動が薄まる
ぽつぽつ垂れる雨を手ですくってみる
濡れた手に水玉模様が現れた
天気予報はところにより雨だ
_ところにより雨 3.25
間違えても自分のことを卑下しないで
自分で自分を傷つけないで
それにもし君の周りに君のことを尊敬している人がいたら
君のことを自分よりも優れていると感じている人がいたら
間接的にその人のことを悪く言ってることになる
君に全くそのつもりはなくても
相手に傷をつけることになる
自分の卑下はときに相手を傷つける
自分を加害者にしないであげて
最後までずっと特別な存在でいよう
_特別な存在 3.24
寝るのが怖い
また明日も起きれるのか
また明日も生きていられるのか
やりたいことはたくさんあるのに
それを邪魔するのがほかでもない自分自身なのだ
僕は何度この体を恨んだかわからない
寝るのが怖い
もう二度と目を覚ませないんじゃないか
朝起きられると安心する
今日も生きていられる
この不自由な体で何ができるというのだろう
「やりたい」を見つけるたび苦しくなる
「生きたい」を感じるたび怖くなる
僕は一体いつまで生きられるんだろう
生きたところで「やりたい」ができるのだろうか
呼吸の一つ一つで
命がだんだんすり減っていく感じがする
苦しくて仕方がない
でも死にたくなんかない
まだ生きていたい
死と隣り合わせで
必死の毎日を生きて
ただの呼吸が積もりに積もって
体が機能しなくなりそうで
呼吸をするのも怖い
それでも夜はやってきて
僕は死を恐れて眠る
_怖がり 3.17
ほかにはない ずっとわたしだけのもの
うきしずみ 気持ちのこうりゅうは
きのうの時間じゃ再現できない
星はまたたきの数だけ大きくなる
_星が溢れる 3.15
安堵の笑みを浮かべる
来世は蟻になる
絵画の美しさに感謝する
ナイロンの袋に手を入れる
瞳は潤う
_安らかな瞳 3.15