お題:元気かな
(七海サン、向こうでも元気かなー)
ふとした瞬間に七海サンのことを考える。考えてしまう。向こうでも、って何だよって感じだけど、どこにいたって七海サンには元気で健やかでいて欲しいんだ。
お題:願いが1つ叶うならば
もしも願いが1つ叶うならば、俺は何を願うだろうか?
お題:今年の抱負
「七海サンの今年の抱負は何スか?」
高専内で出会った猪野くんから尋ねられた。
「抱負ですか?」
「そう。俺はね、変わり映えしないけど、七海サンに認められる術師になること! 今年も頑張りますよー!」
そう張り切って宣言する姿が微笑ましい。
「君の強さは認めていますし、信頼もしていますよ?」
「それはそうなんスけど……もっと、こう、非の打ちどころがない術師になりたいんス!」
「そうですか。頑張ってくださいね」
認めているし信頼しているという言葉に嘘はないが、それでも精進するというのなら応援するに決まっている。
「はい! ……で、七海サンの抱負は?」
再び話の矛先が向いてしまった。どうしたものか。
「私の抱負ですか……抱負と言うほど大袈裟ではないのですが、もう少し素直になれたらいいな、とは思っています」
言っていてなんだか恥ずかしくなってきて、後半は声が小さくなっていたと思う。
「そのほうが、君は安心するでしょう?」
「えっ、俺!? 俺のため!?」
猪野くんが目を見開いて聞き返している。
「そうですよ。私のせいで君を不安にさせたくないんです」
「七海サーン! 大好き!!」
ガバリと猪野くんが抱きついてくる。
「こら、ここは高専内ですよ」
猪野くんを引き剥がしつつその場を後にした。
お題:冬は一緒に
冬は君と一緒にいたい。
こんなに寒い冬を一人で越せる気がしない。
一人だったころはどうしていたか、まるで思い出せない。
お題:とりとめのない話
今朝、近所の三毛猫に挨拶できたとか。
お昼に食べたアジフライが美味しかったとか。
夕方、報告書が思ったよりスムーズに書けたとか。
帰り道の月がまん丸で綺麗だったとか。
いつだって君の話を楽しみにしている自分がいる。
以前だったら、くだらないと一蹴していただろう。
そんなとりとめのない話を聞く幸せを教えてくれた君に感謝して、今日もその時を待っている。