その時自分がやりたいことをしてきたつもりではいる


でも、あの高校に行く選択をしてなかったら

三者面談のあの日、特進には進学しないと言えていたら

あの子のように理想まんまの高校生活を送れたんだろうかと

今でも帰省の度に会えるような友達がたくさんいたのかと

考えずにはいられない



自分の選択が正しいのか、後々後悔しないのか、

なにも分からないまま

私は今日もこの世界で生かされてるただ1人の人間

七夕の夜、お願い事なんてたくさんあるはずなのに


どれも曖昧で不確定で

織姫と彦星に知られるには恥ずかしすぎて


結局、明日1限間に合いますように、なんて


ばかみたいね

一度でいいから

誰かに本気で愛されて

盲目になって愛に溺れたかった

子どもの頃、２０歳はすごく大人で

やりたいことができて

行きたい場所に行けて

買いたいものが買える

そんな歳だと思っていました


どうですか

数分前に２０歳になった私へ

あの頃の私に胸を張れますか

晴れ空が好きなあなたに会いたくなるのは、

なぜかいつも雨の日なんだ

雨に隠されて、遮られて、ほんとのこと言えるから