「ミッドナイト」

真夜中を駆け抜ける
光を追い越していく

音速で突き抜ける
爽快しかない

風と光と音と
前へ進め、進め、進め！

「安心と不安」

長く居た場所はある種の安心感があり、そして時に停滞感をもたらす。

そして新しい場所に飛び立つことは不安でありリスクも伴う。

さあ人生の舵切りはこの手の中に。

腐りかけた安心感を取るか、はたまたリスクを取り不安と共に決断するのか。

大人になるということはそういうことなのだろう。

「逆光」

逆光を受けて少し暗くなったきみの俯いた顔。
少しアンニュイでいつもより大人びて見える。

周りの光も柔らかくて。
少し苦味のあるブレンドコーヒー。
おしゃべりばかりしてなかなか飲みきらない。
永遠に続きそうな、幸せな時間。

「こんな夢をみた」

願う事すべてが叶って
人間関係もめっちゃ上手くいって
仕事もバリバリやってる。

やる事成す事なんでも思い通りになって
世界はすべてこの手の中に。

そんな夢をみた。
そして思った。

もし自分がそんな人物になったら、
どんな勘違いをしてただろうか。
人の痛みが解らない人間になっていただろうか。

それとも苦労を知らない人特有の純粋な優しさを有する者に成っていただろうか。

答えも何もすべては夢物語なのだけれど。

「タイムマシーン」

古いアルバムを見る。
昔良く聴いていた曲を聴く。
思い出の場所に行ってみる。

目を瞑って胸の中の思い出に浸れば
即席のタイムマシーンであの頃に戻れるよ。

そうして癒やされてまた、今日という現実を生きていくんだ。