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夢と現実

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鏡の中の自分

10/19/2024, 3:36:47 AM

秋晴

10/14/2024, 10:47:49 AM

高く高く

10/4/2024, 1:27:47 PM

踊りませんか?  


「踊るとね。楽しいんだよ!」一人の女の子が俺達に話しかけてきた。

「ねぇねぇお兄ちゃん!あたしが踊るから見ててね!」  俺は「わあ!すごい上手だね!」と言った。 すると女の子は目を輝かせ「ホント!?ありがと!お兄ちゃんも踊ってよ」と言った。

俺は女の子のマネをして踊った。すると「わぁ!すごい上手!」と言って飛びついてきた。オレはいきなり飛びつかれてぐらついて後ろに倒れてしまった。

後ろの女性に強くぶつかってしまった。すると女の子が「ママ…?」とても小さな声で言った。俺にはその声がぼやけて聞こえなかった

女性と俺は倒れ込み両者とも血を流していた。

「ママ…ママ!うっ…ママァ〜!」 キーン

その声は俺の頭に響いた。俺はこの子のお母さんにぶつかってしまったんだ… 女の子はお母さんに駆け寄り泣きわめいた。お母さんは軽傷で腕と足に何個か傷ができただけだった。

俺は頭から血を流し、クラクラしていた。友人たちが心配してくれた 「おい、大丈夫かよ!」 友人たちの心配の声が頭に響き渡って 心配されて嬉しい うるさい 痛い 感情が混雑していた

「お兄ちゃん酷い!ママが死んじゃうの!」

俺はそのまま気を失った 

起きたとき病院のベットで寝ていた俺は結構重傷だったようだ。隣には友人達がいた。起き上がろうとしたら「痛っ!」「おい起き上がるなよ!」「あぁ…すまん」 なんで俺ってここにいるんだっけ?

っ…!そうだ女の子が!

動けるようになったら会いに行こうと思って、謝罪の手紙とフルーツとお金を少し準備をしておいた。お母さんが会いに来てくれた。「私、山崎沙織。ゆいか…女の子のお母さんで、あんたと私、ぶつかりましたよね?」「あ…はい…すいません…あと、これ手紙とフルーツよければ…お子さんに悲しい思いをさせてしまいました…。すいません…」 (深くお辞儀) 「私、結構体が弱くてね…とてもあのとき痛かったの。見たらそこまで酷くないって思うんだけどぉ〜、ほんっとに痛くて…ちょっとまだヒリヒリしてるんですよぉ〜?ナンカスルコトナインデスカァ〜?」  「は?(小声)」 「それはごめんなさい。これしかできることはありません。」「え?あなた、私を傷つけたんだからお金くらい払わないとぉ〜?」「もう払いましたよ?それに俺のほうが大きな怪我をしていて、お金ピンチなんですよ。」「こんなんじゃ足りないわぁ〜」「ちょっとこのクソババア俺の友達のリュウキになんてこと言ってくれんすか?」「は?じゃああんたが払いなさいよ、」「嫌です。これからこの病室に来ないでください。」

この出来事からお母さんが来るのが少なくなった。

数年後、傷は完治した

ある日のお出かけ

名札をつけた中学生がいた

その子の顔はあの時の女の子の面影があった

名札には 山崎 ゆいか

そう示されていた。

ドクン

俺、あの女の子に…

友人達 「どしたー?リュウキ」

「いや…なんでも…」



普通の帰り道

あの顔には見覚えがある…

お母さんに傷を負わせたあの男に…!

ドクン

絶対そうだわ!

(前に進む)友人達 「え?どうしたの?」


「ねぇ!あなた私のママに怪我追わせた最低人間でしょ!」

「っ…!」

「おい…あの時の女の子か…?」

コクッ

「よく聞いてくれ 」

「何?」

「こいつはわざと君のお母さんを倒したわけじゃない、」

「は…?」

「ただぐらついただけだ」

「そんなわけない!だってお母さんは…」 

「ごめんね…。」

「何よ!あの傷、まだ腕と足に残ってるのよ!いつもバカにされる!」

「はァ…?りゅうき兄ちゃんだって、大怪我してまだ傷跡が残ってるんだぞ!」

「あんたが押したせいで!」

「え…?」

「なにそれ?誰が押したの?」

「お前だよ…!」

「そうなの…?ホント!?」

「うんそうだよ!謝れよ!罪被せるな!」

「おい…!もういいから、翔太…」

「…。」

「ごめんなさい。」

「っ…!」

「私が押したのに…罪被せちゃって…」

「いや…大丈夫だよ。君のお母さんも大丈夫?」

「うん…」

「うっ…うぅ…!」 (泣く)

「えっ、大丈夫?」

「ユイカちゃん!大丈夫?」

「うん…」

「なんでやった側なのにそんな泣いてるわけ?」

「こっちはまだ後遺症と傷跡が すごーく 残ってるの」

「おい翔太やめろ。」


「やった側はメソメソ、メソメソ泣いて!」

「翔太…!」

「やられた側は 2年 支障があったんだけど?」

「翔太!」

「…!」

「やめてくれ。」

「もういいだろ。過ぎたことだし」

「…。」

「山崎さん、俺は大丈夫。大丈夫だからそんなに気にしないで」

「翔太も謝れ。」

「なんで…?」

「そんな強く言わなくてもいいだろ。」

「これはリュウキ兄ちゃんのためだよ?」

「いいから。それ以上何も言わないでくれ。」

「…。ごめんなさい」

「いや…大丈夫元は私が悪かったから。」

「それ以上自分を責めないで」

「うん…。」

「聞いて。 私はダンスが元々大好きだったの。」

「だけど、お母さんの事故があってからあなたのことを思い出していつも嫌な気持ちになっていたの。」 

「だけどこのことわかってよかった。」

「教えてくれてありがとう。」


「来週の火曜、体育祭で踊ることになったの。」

「私、中1 二組 紅組で… あの…見に来てくれない?」

「もちろん!」

体育祭当日

「次は1年生のダンスです。保護者の皆様。よろしければ一緒に踊ってくれませんか?踊れる方は娘、息子さんの前に立ってください。」

「あ…。私のお母さん来てない…。」

「山崎さんのお母さんは?… 来てない…?」

「よし!」

「山崎さん。踊りませんか?」

「いいの?ありがとう」

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