「世界に一つだけ」

世界に一つだけ
必要なこと
それは平和
しかしそれを叶える為に
人は武器を持って
人を殺す
世界に一つだけ
必要なことと言いながら
人はそれを壊している
ヒロシマの悲劇を
繰り返すなと言いながら
人はいつしか別の地で
原爆ドームの量産を
目論んでいる
しかしそれすら
町おこしで平和だと
ごまかすのだろう

「だから、一人でいたい」

受け入れる人がいない
そんな思いをするのはもう嫌
一人で食事をする自由は
私には奴隷解放のように思えた
箱の中での洗脳
集団の鎖
そんなの私は信じない

「花咲いて」

この世で最初に
咲いた花は
どんな花だったのだろう
いずれにせよ
それは大地にとって
最高の喜びであったろう

「空を見上げて心に浮かんだこと」

あの青色を汚してはいけない
だから天は
罪や執着を
受け入れるわけにいかない
あの青色ほど
真理を教えるものは無い

「終わりにしよう」

終わりにできない思いを
いくつも重ねて
もはや疲れた
しかしこのまま
終わりになんかして
たまるものかという
恨みに近いものもある
おそらく誰かに
語りかけてほしいのだろう
「終わりにしよう」と