誰かの日記がある…読みますか?
はい ←
いいえ
1ページ目 2024年 7月6日
僕は気付いてしまいました。
友達の思い出に居るはずの僕が存在ごと消されていることに。
別に哀しくなんて、ない…です。嘘です。
哀しいし、淋しいです。
何故、僕が友達の思い出から存在ごと消されてしまったのか。
全く、僕の話をしてくれないのです。
何かしてしまったかとか疑問が沢山浮かんできます。僕は此処にいるのにね。
母は普通に話し掛けてくれます。
明日は七夕のにな。
友達と一緒に過ごしたかったなぁ…
ただ、クラスで孤立しているだけなんです。
すぐに現状は、良くならないでしょう。
けど、僕の声が届く事を祈るしかないんです。
手の中にある小さな希望を僕は信じてます。
▹▸2ページ目 2024年 7月7日
多分、7日かな。このページを読んでるってことは……後のページは破れていて読めない。
────此処で日記は終わっている……
……?何やら、破れた紙が落ちている。
…僕はもうこの世にはいれないことでしょう。
僕は殺人鬼になっちゃったよ。クラスメイトは0名に教員も0名に。
学校には誰も居なくなったよ。
誰かこの日記を読んでくれた人、見つけてくれた人へ
あと1人、生き残りがいます。
西村広斗を探して下さい。
この日記を読んだ者が西村広斗なら、自首をしろ。
西村広斗を許すな
──────この日記は此処で終わっている…
……俺の身分証明書には西村広斗と書かれている。そう、俺が恨まれてる西村広斗だ。
……自首しようか?
する
しない ←
「そうか、君は自分の罪さえ分からないのか」
続いてのニュースです。
昨日、男子高校生の西村広斗さんが─────
誰の日記かな、誰の記憶かな、誰のSOSかな?
彼の声は届いたかな、彼の心は救われたかな?
友達の思い出にはもう誰も居なくなってるかな
友達は今日もちゃんと生きているのかな?
友達は罰を受けているのかな?どうなのかな?
西村広斗なら…やっぱいいや。
BADEND?HAPPYEND?
君はどう捉える?
主人公はどっちかな?
メッセージには気付けた?
此処:ここ 哀しい:かなしい
淋しい:さびしい
登場人物は実在する人物とは関係ありません。
ねぇ、君はさ星空が好きだったよね。
天気が良い夜すぐにベランダに行っては月と星が綺麗だーって……君はね、僕の太陽だったんだよ。
僕だって君の太陽になりたかった。でも…君の太陽は誰だったの?僕じゃないってわかってる。其れを言わずにさ、目の前から居なくならないでよ…最期まで君は性別を明かさなかったね。
男性の服も女性の服もよく似合ってたね。
今日も此処で寝てもいい?君と約束したことを今でも守ってるよ。
今日は綺麗な星空だね。
今日は君に逢いに行こう。
─────僕は今日も君の眠る棺桶の横で君と交わした約束を果たす為に思い出を話す。
ねぇ、貴方はお話をするのが好きだったよね。
私との写真を見る度、これがよかったねーって……貴方はね、私の太陽だったんだ。
これは秘密。
君は直接、太陽だって言ってくれたけどね。
きっと、貴方は僕なんかが私の太陽じゃないって思ってる。
でもね、私は性別を言わなくても男性の服も女性の服も似合うよって言ってくれたよね。
ありがとう、本当はね、男なんだ。
骨格が女の子っぽいから女の子のフリしてた。一人称だって、私じゃないよ。
俺なんだ。俺は、君と約束した事覚えてる、君は覚えてるかな?星空の下でまた会おうって約束。俺はもう死んじゃうけどね。
君は言ってくれたよね、死んでも、横で寝ているよって愛してるってずぅーっと傍に居るから安心してねって。凄い泣いてた笑
後、もう1つ。俺が思い出を忘れない様に君の得意な話、聞かせろよ。
今日は綺麗な星空だな。
今日は彼奴を待とう。
─────俺は今日も成仏出来ず君と交わした約束と君の話す思い出を星空の下で待ってる。
「「最後に一つだけ」」
「「愛してる」」
其れ:それ 最期:さいご 此処:ここ
貴方:あなた 傍:そば 逢いに:あいに
彼奴:あいつ
男の子の言動も注目して読んでみてね。
誰か「神様だけが知っている。」いやいや、神様ってそもそも何?存在してるかも危ういじゃんか!其の喋ってるお前も!誰だよ!(誰か「神様だけが知っている。」は?お前、其れしか言わねぇじゃん…てか、此処は何処だよ?気付いたら此処に居たってか?漫画あるあるかよ
誰か「神様だけが知っている。」あぁ、神よ僕は何故このような場所にいるのですか?僕は教会での集まりがあり、祈りの最中だったというのに…まさか、神よ、貴方がこの僕を選んだというのですか!?あぁ…なんという祝福!ありがたやありがたや…遂に僕にも幸福が訪れた!
誰か「神様だけが知っている。」また神かい?神なんてものに群がる奴らが馬鹿みたいだよ。そんなに神を信じているのなら、喋ってる君、その言葉以外にもなんか言ってみたらどうだい?誰か「神様だけが知っている。」……成程、君も言わされていると言ったところかな?
誰か「神様だけが知っている。」ねぇ、このくだり何回目?同じ文字数でそれぞれの神に対する気持ちでも話す時間なの?違うよね?君さぁ、こんな文章なんて読んでる暇があるならもっと何か、違う事でもしたらいいんじゃない?
神様ってもしかして、あの上にいた奴…なの?
「神様だけが知っている。」……と云うだけの簡単な仕事を私はやっている。最後の奴、誰に語りかけていんたんだ?語りかけていた…話し掛けていたが正しいかな?同じ文字数?何回目?んー…考えれば考える程疑問が浮かんで来るな。そう言えば他の人は何処に行ったんだ?
誰か「…………………………」あーあ…遂に喋んなくなったか。
僕の玩具たちが〜壊れていく〜…でもでもでも!人間はやっぱり面白いねぇ!神は存在しないと思ってた奴に、神の祝福だと思ってた奴に…あと3人は危なかったなぁ…危うく僕の存在がバレちゃうとこだった。
あ、また人間が来た!………え?君は誰?
だから、この話の結末もぜーんぶ「神様だけが知っている。」って言っているじゃないか。
神様だけが知っている?神様って…?結末を知っているのは最後の子と後、だーれだ?
此処:ここ 何処:どこ 其れ:それ 奴:やつ
成程:なるほど 云う:いう 遂に:ついに 神様:さくしゃ
読み方変えて読んでみてね。
この道の先には何があるのか。
暗く、灯りなんてない。
1歩でも進んでしまったら落ちてしまうかもしれない。
後ろを振り向くことすら‘今‘の僕には出来ない。
え?なんでって?それは、僕が弱いから。仲間を1人も守れない、勇者パーティーには到底入れないような人だからさ…
灯りがあったら進んでいたのかなんて、分からないけど灯りなんてあってもなくても変わんないよね。
はぁ…なんで今なのかな?なんで、今足元にランタンなんてあるのさ。せめて、蝋燭や松明のようにすぐに消せるような物であってほしかった。
…………僕は一旦ここで今書いている小説に区切りをつけた。まさに自分のようだな、僕も道の先に何があるか、確かめようともしない弱虫だった。今ではもう、後ろも振り向けちゃうよ。あ、勇者パーティーにはまだ入れそうにないけどね。
君はどんな道が見える?明るい、暗い、楽しそう?どんな人でもこんな僕でさえ、通ったんだ!少しづつでいいから1歩を大切にね。
蝋燭:ろうそく 松明:たいまつ