思い出の漫画

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この道の先には何があるのか。
暗く、灯りなんてない。
1歩でも進んでしまったら落ちてしまうかもしれない。
後ろを振り向くことすら‘今‘の僕には出来ない。
え?なんでって?それは、僕が弱いから。仲間を1人も守れない、勇者パーティーには到底入れないような人だからさ…
灯りがあったら進んでいたのかなんて、分からないけど灯りなんてあってもなくても変わんないよね。
はぁ…なんで今なのかな?なんで、今足元にランタンなんてあるのさ。せめて、蝋燭や松明のようにすぐに消せるような物であってほしかった。
…………僕は一旦ここで今書いている小説に区切りをつけた。まさに自分のようだな、僕も道の先に何があるか、確かめようともしない弱虫だった。今ではもう、後ろも振り向けちゃうよ。あ、勇者パーティーにはまだ入れそうにないけどね。
君はどんな道が見える?明るい、暗い、楽しそう?どんな人でもこんな僕でさえ、通ったんだ!少しづつでいいから1歩を大切にね。




蝋燭:ろうそく 松明:たいまつ


7/3/2024, 2:37:42 PM