ねぇ、時間よ止まって
あとほんの少しだった
あとほんの少し
少しだけでも手が届いたら
未来は変わっていたのかな
誰にも目移りせずに
私だけを愛してくれたのかな
私はあなたのいない今を過ごしたくないの
おねがい、カミサマ
時間を止めて
あなたと彼女が愛を深める時間を進めないで
夏といえばなんだろう
海水浴?スイカ割り?キャンプ?
いろいろ楽しみがあるよね
でも、やっぱり外せないのは『お祭り』じゃない?
浴衣と屋台と花火
最高でしょ?
屋台の焼きそばの美味しさ知ってる?
たこ焼きも美味しい
ああ、お腹空いてきたな
屋台飯が恋しい
行かないけどね
もしも明日世界が終わるとしたら
僕は君に会いに行く
ずっと伝えられなかった想いを抱いて
今なら何でもできる気がする
というか今しかできない
もし、もしも、明日世界が終わるとしたら
僕は君の声を聞きに行く
世界の終わりに君と話がしたいんだ
梅雨は嫌いだ
毎日がジメジメしている
蒸し暑い
湿気で髪の毛がボワボワする
やれやれ
私は梅雨には向いてないぜ
ま、これはみんな同じかな
これは17歳のときの話
突然舞い降りてきた君
僕は天使だと思った
酒を飲み、タバコを吸い、喧嘩をする毎日
未成年だから補導されるし
何にも囚われたくなくて抗う日々
君と出会ったのは
そんな時だった気がする
君は僕を見てただ純粋に「大丈夫?」って言ってくれた
すれ違う人はみんな少しでも僕に関わらないように
上手く避けていくのに
でも、最初はそんな君が嫌いだった
余計なお世話だって思った
だから無視した
それにも関わらず、君は僕を追ってくる
「なんで?」
そう僕が問いかけたとき
「あなたが気になるから」と
微笑んだ君の笑顔は太陽のように眩しかった
あれから10年
僕は今日結婚する
あの頃の僕は、純真無垢な君に救われたんだ
今度は僕も君の力になりたい
病めるときも、健やかなるときも、
_______君と永遠を誓うよ_______