また、聴こえる。
何時も何かと、頭に響く声がかかっていた。
なんて言っているのかは全く分からない。
でも、なにか大切なことのような事がしてならなかった。
夏の日、夢を見た。
私は、私の通っている学校の物では無い校庭に
1人で立っていた。
独りだと思っていたが、ふと目をあげると、
クラスメイトが桜を見あげていた。
桜の咲く時期じゃないのに、と思うと、
頭に声が響いた。
『……だ…ご…ありが……思…た?』
断片的な声…なんて言っている?
すると、クラスメイトが話し始めた。
「あ、ゆかちゃんだ。…あの時はごめん。
でも…許してくれてありがとう。思い出した?」
なにかの声に似ていると思ったら、
頭に響く声だった。
「っ、…」
声を出すつもりが出てこない。
またクラスメイトが口を開く
…そこで目が覚めた。
不思議な夢…
別にあのクラスメイトは誰だか分からない。
頭に響く声に似ている、けど。
そして私の名前は…ゆかじゃない…
もしかして、他人の記憶とか…?
…そこで目が覚めた。
不思議な夢…
別にあのクラスメイトは誰だか分からない。
頭に響く声に似ている、けど…
私の名前はゆか。また、何時も何かしら聞いて、
学校に向かう…か。
今日のお題
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また聞こえる
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『時間よ止まれ』
私は時間を止めることの出来る人だった。
今まで、沢山のピンチを救ってきた。
だから、どこかでなにか、報いがあると思ってた。
勿論、世界はそんなに甘くなかった。
報いを求めたからなのか、
図々しいからなのか、
はたまた前世でなにかしたのか。
解りはしないけど、報いは来なかった。
ってお話!
どお?あんま怖くなかった…?
そっか、それならこう言ってみよう。
この話の主人公ちゃんは、この後首吊って死んだんだよね。つまり、誰も知らない話だってこと。
…なんで知ってるかって…?
まぁ…もし私が死んでるかどうか、とか考えたら分かるかもね。
今日のお題
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時間よ止まれ
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あの花畑に行こう。
突然、そう思った。
なんだろう、なにかのお告げ?
そんなことを考えながら、自転車のペダルを押す
着いた時にはもう夕暮れだった。
でも…不思議と帰る気は起こらない。
昔と何ら変わっていないこの花畑、
昔の私と私の家族が走り回って遊んでる。
嗚呼…あの日に戻りたいなぁ。
今日のお題
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花畑
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これが、本気の恋をした、初めての機会。
あの子に、恋をした。
でもあの子は、私の友達が好き…
本気の恋、なんだから、いい、よね…?
私の友達が邪魔なんだ。
邪魔な物は排除していいものだ…
今日のお題
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本気の恋
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言葉はいらないの。
そう。
無理して言葉をかけなくてもいいから…
ただ、抱きしめて欲しかったなぁ…
今日のお題
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言葉はいらない。ただ…
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