眠りにつく前に
明日の準備をしよう。私が一番嫌いな事は朝起きてからバタバタする事だ。起きてからこれ忘れたあれ忘れたってやってると時間がどんどん過ぎていってパン咥えながら行く事になってしまう。運命の人とぶつかるー何てどっかの高校生が考えそうな事考えてた時もあった。今となってはとても恥ずかしい思い出だ。
ただまあ、若さってそういうものだろう。
永遠に
ふとこんな事を思う。
私が死んだらどうなるのか。
存在している事すらわからず何処かをさまよっていくのか。
転生して新たな生命体になるのか。
天国や地獄のどちらかに行き神と共に生きるのか。
そんな事誰にもわかりはしない。
ただ一つだけ確かだと思う事がある。
きっと私が死んでも全てが無くなる訳では無い。
永遠に彷徨い続けるか永遠に生き続けるか。
そんな事考えながら。
私は今日も生きていく。
過ぎた日を想う
今までやってきた事は全て正しかったのか。
それとも間違いだらけだったのか。
そうしなければなかったのか。もっと別のやり方があったんじゃないかって頭の中で何度でも考える。思い返して、こうすればこうなったなんて不可解な事に答えを導きだそうとしている。されど、答えが見つかる事はない。だからこそ正しいと思い込むようにしている。私だけかもしれないが、正しいと思わなければ過ぎた日の事が一生頭の中で巡り巡っていってしまう。
きっと明日も
きっと明日も忙しい。
きっと明日も楽しくなる。
そんな毎日に心から感謝しよう。
ありがとう
騒がしいな。
どこからか声が聞こえる。夜一人だったから、僕は少し怖くなった。早く帰ろうと足早に歩くも騒ぎが治まることはない。いい加減静かにして欲しいと思い僕は振り返って注意しようとした。そうして振り返った時、僕は思わず息をのんだ。
そこには誰もいなかったのだ。ただ、声はずっと聞こえている。耳を澄ますと
「今日も疲れたな」
「晩飯何だろうな」
「今日はいつも以上に仕事が捗ったな」
「明日も頑張ろう」
って声が聞こえる。
ああそうか。今まで聞こえていた声は、全部僕の声だったんだ。
僕は安心したが、同時に早く寝ようとも思った。
テーマ「声が聞こえる」