やった、やったよ。
咲いたよ。コスモスが。
1000年前にはどこにでも生えていたコスモスは姿を消した。
人間のせいだ。
けど、やった。咲いた。
たった一輪だけど。
人間のせいで滅び、また創られていく命。
残酷だね。
人間ってやつは。
なくなるまでその大切に気づかないんだ。
資源が枯渇してきている。資源の大切さに気づくころにはもう手遅れ。
さよなら、人類。
お前らのせいで、この美しい世界は壊れてしまったよ。
秋は恋の季節。
私が今恋をしているのはお月さまです。
いつも私たちを照らしてくれる明るい存在。
太陽じゃダメなのかって?
私は太陽とは一緒にいれません。
私は、あなた方生きとし生けるものに暗闇をもたらすもの。
太陽とは反対の存在です。
でも、お月さまはこんな私でも照らしてくれるです。
優しく、温かい月光で。
私は今日もあなたの隣にいる。
私はあなたの誰も知らない顔を知っている。
ああ、ほんとに好きだな。
僕は君を愛していました。
だから、僕は君を閉じ込めたかった。独占したかった。
他の人の目に触れてほしくなかった。
でも、君は僕の思い通りにならなかった。
君が悪いんだよ。
僕の気持ちをわかってくれないから。
君はもうどこにもいけない。
ずっと一緒。
愛故の行動。僕が君を愛しているからしたこと。
だから、君は許してくれるよね。
君も僕のことを愛してるっていったでしょ。
これで僕と君はずっと一緒だね。
何も聞こえない。
人の息づかいも、服のこすれる音も。
無音だ。
誰もいなくなった。この町から。
あの日から、この町の人たちはみんな消えた。
神隠しだとか、天罰だとか言われてるらしい。
誰も、知らない。
僕がみんなを消した。
だってみんなが望んでいた。
この町のみんなは死ぬことを望んでいた。
静かな町。
でも、うるさすぎる町。
静寂の中心で僕は今日も一人で息を殺して生きている。
これまでも。
これからも。
紅葉って綺麗ですよね。
まるで、燃えているみたい。
冬に向けて、最後の一瞬まで命を燃やしている気がして好きです。
私も最後は、紅葉のように人々の記憶に残るような死に方がしたい。