7/11/2023, 3:57:53 AM
何時も目が覚めると見えるのは
見慣れたちょっと古びた天井とボサボサに寝癖の付いた髪
あとは、大好きな恋人の寝顔。
なのに、此の日だけは何故か違った…。
―――
目が覚めて身体を起こすと服にべっとりと染み付いた
赤黒いナニカが目に入った。
隣には恋人が横たわっていた…。
昨日の事は思い出せる。
そして、私はうっとりしながら云った
「はぁ、之でやっと私だけのモノになってくれた。」
「此れからはずっとずぅっと私だけを見ていてね?」
題名『目が覚めると』
7/8/2023, 7:56:21 AM
7月7日は七夕らしい。
正直俺には理解し難い行事だ。
短冊な願い事を書いて笹の吊るしたら
その願いが叶うなんてさ、
だって、俺は毎年
「今年こそは3年前居なくなった恋人に会えますように」
ってお願いしてるのに一向に叶う気配な無いんだ
何で?どうして敵わない?短冊に願い事書いて
願ったら叶うんじゃ無いのかよッ…、
なぁ、俺の願いは…?彼女にはもう会えないのか、?
誰か答えてくれよ…
その日家に帰ろうと川辺りを通った
そしたら居たんだ彼女が、その川の向こう岸に
ずっと会いたかった話かった嬉しかった…!
「一緒に帰ろう」そう彼女の手を引いて歩こうとした時…
『ごめんネ、そっちにはもう帰れないんダ』
「そう、なのか…。じゃあ俺がお前が居る方へ行く」
「それで良いだろう?」
咄嗟に云ってしまったが、実際何処に行くか何で想像も付かない
けれど、もう一度彼女と過ごせるのならばもう、何処だって良い
『良いの?本当に?後悔しない?』
「あぁ、絶対に後悔しない。」
そう言うと彼女は何時もの呆れた様な笑顔で
『分かった。じゃあ行こウ』
『あぁ』
短冊の願い事叶ったな此れからは毎年彼女と一緒に七夕を祝おう。
遠い空の上で
題名 七夕の願い事